グッズ完売で「仕入れ担当として後悔」の店も…侍Jの初陣に向けフィーバー高まる スポーツバーは予約多数

WBCが開幕し、侍ジャパンは9日に初陣を迎えます。大谷翔平選手ら史上最強のメンバーで優勝へ期待がかかりますが、初戦に向けて名古屋でも侍フィーバーが続いています。 名古屋市中区の「スポーツファンの溜まりBAR」では、9日からの日本代表戦全試合を観戦するイベントを予定しています。
今大会の日本代表で最大の見どころ、大谷翔平選手のサイン入りユニフォームがお出迎え。44万円で販売しています。
「スポーツファンの溜まりBAR」のマネージャー:「この直筆サインユニフホームもお問い合わせが増えています。多分売れます」 そして、いくつも並ぶ瓶は…。マネージャー:「ビー玉、野球ボールを好きな選手に入れて応援しようということをやっています。大谷選手と、地元の中日の高橋宏斗選手が多いんですよ」
9日の中国戦は30人、10日の韓国戦はすでに70人もの予約が入っているということです。久木マネージャー:「1階にもテレビがありますので、通常は展示してある直筆サインのグッズをどかして、テーブルになります」 それでも入りきらない場合は、外のスペースも開放する予定で、準備は万端です。
名古屋市中川区の野球用品専門店「ツボイスポーツ」も、侍フィーバーに沸いています。
侍ジャパンの壮行試合が始まる前、2月28日に取材した時には、ユニフォームやタオルなど公式グッズがまだ残っていましたが、その2日後には仕入れていた300の商品が全て完売しました。

男性客:「もう完売!?すごいですね。今年は大谷選手とか出るのですごい人気が。メジャーの選手のグッズとかは欲しいなと思ったりします」 入口などに設置していた特設コーナーも、本戦が始まる前に撤去せざるを得ない状況になりました。
ツボイスポーツの専務:「本戦が始まる前からここまで盛り上がるというのは、間違いなく過去になかったことですね。やはりこれだけのメンバーが揃って」 大谷翔平選手やダルビッシュ有投手などスター選手のメンバー入りで、大会前から注目が集まり、今やオフィシャルグッズが手に入らない状況です。 店のスタッフにも、残念な影響がありました。ツボイスポーツの専務:「スタッフ全員でユニフォームを着用して接客させていただこうと思っていたんですけれども、もうそういった状況じゃなくなってしまったので、そちらも販売用に回させてもらいました。『なんでスタッフが着てて店頭に商品がないんだ』って話になってしまうと思うので」 大会期間中の再入荷は「一切ない」といいます。ツボイスポーツの専務:「明らかに足りなかったなということで、仕入れ担当者としましては非常に後悔しております。野球がこれだけ盛り上がっているというのは、野球専門店としては非常にうれしい気持ちです」 東海3県でも止まらない侍フィーバー。3大会ぶりの優勝に向け、侍たちの戦いが始まります。