【宮古島】一夜限りで甘いにおいの花を咲かせるサガリバナが、宮古島市平良西仲宗根の添道サガリバナ群生地で見頃を迎えている。群生地を管理する宮古島環境クラブ(下地邦輝会長)は25日から、約230メートルの遊歩道沿いに咲く花をライトアップしている。
群生地には自生の100本を含め600本のサガリバナの木があり、白やピンクの花のほか、今年はベニサガリバナの若木から小さな花が咲いた。下地会長は「今年は大雨でたっぷりの水があったので、葉の緑が濃く花もいつもより元気に咲いている」と話した。
同日は島内外から約600人が来場。新型コロナウイルス禍前は孫とよく来ていたという同市の前里初子さん(73)は友人らと訪れた。「やっぱりきれい。7月にもまた孫と一緒に来たい」と声を弾ませた。
ライトアップは7月4日まで午後7時30分~9時30分。今年で12度目。同クラブでは群生地の維持管理とライトアップのため、来場者に「協力金」への理解を呼びかけている。
(宮古支局・當山学)「やっぱりきれい」 一夜限り咲く花をライトアップ 宮古島市の…の画像はこちら >>