ニフティは3月3日、「なりたい職業」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2022年12月13日~2023年1月17日、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象にインターネットで行われ、2,646件の有効回答を得た。
まず、「なりたい職業はありますか?」と質問したところ、小学生89%、中学生79%が「ある」と回答。なりたい職業を教えてもらったところ、1位「マンガ家・アニメーター・イラストレーター」、2位「歌い手」、3位「学校・幼稚園の先生」、4位「医者」、5位「保育士」「ユーチューバー」という結果に。特に、「歌い手」は、2021年の16位から、2022年は6位、今回は2位と上昇傾向となった。
また、その職業につきたい理由やきっかけを聞くと、「好きなことだから」(55%)、「自分に向いていると思うから」(33%)、「人の役に立ちたいから」(29%)が上位に。さらに、なりたい職業につくために今から準備をしていることを教えてもらったところ、小中学生ともに「その職業について調べる」(49%)がダントツのトップとなった。
一方、「なりたい職業がない」と回答したのは、小学生が11%、中学生は21%。理由を聞くと、「自分に向いている職業がわからない」(55%)が最も多く、次いで「なりたい職業につけると思わない」(33%)、「面白そう・興味のある職業がない」(30%)と続いた。
続いて、「昨年と比べてなりたい職業は変わった?」と質問したところ、44%の子どもたちが「変わった」と回答。そのきっかけを聞くと、「他にやりたいことが見つかったから」がダントツに多い60%。その他、「稼げないから」「周りから見ている方がいいと気づいたから」と冷静な分析をする人もいれば、「絵師になりたかった通り、現在絵師として活躍できているから」と夢を叶えた人もいた。
次に、「おうちの人に何か職業をすすめられたことがある?」と尋ねたところ、44%の小中学生が「ある」と回答。特に、「医者」「看護師」「薬剤師」と医療関係の職業が多かったほか、「学校の先生」「保育士」と教育関係の職業も人気のよう。
また、「おうちの人がどんな職業についてるか知ってる?」と聞くと、全体の94%が「知っている」と回答し、そのうち35%が「親と同じ職業につきたい」と思っていることがわかった。