NTTドコモは7月4日、「新NISAの実態に関する調査」の結果を発表した。調査は2024年6月21日~23日、全国の18~69歳の男女10,508人を対象にインターネットで行われた。
○NISA口座を開設していない4人に1人が「興味あり」
18歳~69歳10,000人のうち、約7割(7,380人)が新旧NISAを利用していなかったが、 そのうち、2024年1月から始まった新NISAに興味があると回答したのは27.3%で、約4人に1人と判明した。
○”これからNISA層”の約4割が「1年以内に新NISAを始めたい」
NISA口座未開設者のうち新NISAに興味がある人(“これからNISA層”)に対して、「始めるとしたら、いつ頃始めたいか」を聞いたところ、1年以内に始めたいと回答したのは40.5%で(半年以内が17.3%、1年以内が23.2%)、”これからNISA層”が動き出していることが読み取れる。
円安や物価高を受けた節約志向が新NISAへのモチベーションに
新NISAの意識として、「円安や物価高などで生活費が不足するので、新NISAやポイ活などは必要なことだと思うか」という問いに、81.8%があてはまる・ややあてはまると回答。節約志向の高まりが新NISAへのモチベーションアップにも関係している結果になった。
○「新NISAでの資産形成は長期的にコツコツ」が87%となり慎重派がメインに
新NISAでの資産形成について、「長期的にコツコツやっていくのがよいと思う」にあてはまる・ややあてはまると回答した人が87.1%になり、慎重派がメインに。そして、想定している積み立て金額についても聞いたところ、2万円以下が約6割、5,000円以下と答えた人も約2割もいるなど、やはりつみたて投資が主流となりそうだ。
○1年以内に新旧NISAを開設した人の9割以上が「満足」
1年以内に新旧NISA口座を開設した人の93%が「NISA口座での投資に満足」と回答。 具体的理由については、「預貯金よりも資産が増えたと感じること」がトップに。他にも「積み立てをクレジットカードで行うことで、ポイント還元が得られるから」という理由もあがった。