納入検査に不正の疑いも…中部空港埋め立て巡る贈収賄事件で浮上 中部地方整備局「名古屋港湾事務所」元所長と石材会社元会長を逮捕

中部空港沖の埋め立てに使う石材の調達などをめぐる贈収賄事件で、石材が納入されたかどうか確かめる検査が不十分だったとみられることがわかりました。
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逮捕された名古屋港湾事務所の元所長・藤田亨容疑者(61)は、三重県尾鷲市の「丸昇石材」の元会長・小倉章弘容疑者(65)に入札情報を漏らすなどした見返りに、飲食代合わせておよそ50万円を肩代わりさせた疑いがもたれています。
CBC
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丸昇石材はこの情報をもとに、中部空港沖の埋め立てに使う100万立方メートルの石材を調達する2件の入札を合わせて69億円で落札。
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捜査関係者によりますと、藤田容疑者は石材が納入されたかどうかを確認する責任者でしたが、その際の検査が不十分だったにもかかわらず、検査を通した疑いがあるということです。

警察は、こうした行為も賄賂を受け取った背景にあるとみて調べを進めています。