DIYをテーマにしたオリジナルテレビアニメ「Do It Yourself」。この物語の舞台となった新潟県三条市が「訪れてみたい日本のアニメ聖地」として認定されました。ものづくりのまち三条の魅力が再注目されています。
おととし10月から12月にかけてNSTで放送されたオリジナルテレビアニメ「Do It Yourself」。6人の女子高生がDIYを通じて友情や人生について考えながら未来を切り開いていこうとする物語です。
【桶屋美圭アナウンサー】
「登場人物6人がいるこの場所、ここは三条市民にとって憩いの場となっている場所なんです」
物語の舞台となったのは、ものづくりのまち三条市。
その三条市が地域活性化やインバウンド需要の創出を目的に選ばれる「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に認定されたのです。
国内・国外のアニメファンを対象にした投票結果をもとに、今年度は87作品・107自治体などが選ばれ、7月9日、三条市に聖地認定のプレートと御朱印が授与されました。
【三条市 滝沢亮 市長】
「『20回(劇中に登場した)商店街に来ました』という方もいらっしゃったので、本当にすごいなと。アニメのコンテンツのパワーを実感している」
反響の大きさに驚いたと言う滝沢亮市長。これまでに有名作品の舞台が選ばれてきただけに、その仲間に加わった三条市の新たな魅力発信につながると期待しています。
【三条市 滝沢亮 市長】
「これまでアプローチできなかった方々にも、これをきっかけに、こんなアニメがあるんだな、ドラマもあるんだな、三条市というのがあるんだなと知ってもらえるいい機会になるかなと思っている」
アニメは新型コロナウイルス禍に放送されたためイベントなどの開催は難しかったものの、その後もファンの獲得へ取り組みを続けた三条市。
【アニメツーリズム協会 森 理事兼事務局長】
「5類移行後様々なイベントで大変多くのファンを呼ばれたこと素晴らしいなと思った」
三条市中心部の商店街は…
【カネギ 信賀康宏 代表取締役】
「遠いところは広島・九州とかから来てくれる。すごいパワーを感じる」
県の内外から多くのファンが訪れる果物専門店「カネギ」。
【カネギ 信賀康宏 代表取締役】
Q.キャラクターが実際に食べたものを表示?
「シャインマスカット、イチゴもそうだし、こちらも主役の“せるふちゃん”が食べた」
店内には、ファンが持ってきたというキャラクターのフィギアや自作のガイドブックも!
【桶屋美圭アナウンサー】
「推しのキャラクターが食べたとなると、そのファンの方がいらっしゃる?」
【カネギ 信賀康宏 代表取締役】
「いらっしゃいます。登場した河川敷などで一緒に写真を撮って食べたりする流れになっている」
そのほか、劇中には工具が描かれたマンホールも登場するなど、ものづくりのまち三条の魅力が再発見できるこの作品。
ぜひ聖地を訪れ、作者の想いや作品のテーマに想いを馳せてみてはいかがでしょうか?