GfK Japanは、ガソリンスタンドの利用状況に関するインターネット調査結果を7月4日に発表した。同調査は2024年5月に、月2回以上自動車を運転している18~69歳の男女4,665人を対象にインターネットを用いて行われた。
ガソリンスタンドでの給油頻度について聞いたところ、月1回程度が35%、月2~3回程度が34%であり、週1回以上の給油の人も合わせると月に1回以上給油をしている人は全体の83%にのぼった。
給油の仕方として、満タンまで給油する人は76%を占めた一方、金額を決めて給油をする人は19%だった。
1回あたりの給油の平均金額は、満タンまで給油する人では「3,001円~4,000円」と回答した人が28%、金額を決めて給油する人では「2,001円~3,000円」が36%で最も多かった。
ガソリンスタンドの利用について、ふだん何店舗を使い分けているかを聞いたところ、52%の人は「1店舗のみ」と回答し、「2店舗」が32%、「3店舗」が11%だった。高年齢層ほど決まった店舗を利用する傾向があり、60代では「1店舗のみ」が59%となった。
最もよく利用しているガソリンスタンドについて、その店舗を利用する理由を尋ねたところ、「自宅の近くにあるから」(72%)が最も多く、その他では「ガソリン・軽油の価格が安いから」(28%)、「車で入りやすい場所にあるから」(21%)が上位に挙げられた。
複数店舗を使い分けている人の方が、これらの理由を挙げる割合が高い傾向が見られ、特に「車で入りやすい場所にあるから」は1店舗利用者の16%に対し、2店舗利用者では23%、3店舗利用者では33%だった。
最も利用している店舗以外で給油する時は、「その店舗の方がガソリン価格が安い時」が42%を占めた。「プレゼントやキャンペーン」と回答した人は17%、「クーポンが届いた」は15%であった。
ガソリン価格について、どの程度安ければ他店舗を利用するのか聞いたところ、1リットルあたり「5円」が25%と最多で、次いで「3円」が19%だった。
ガソリンスタンドでの給油以外のサービスについて、その利用経験を聞いたところ、洗車機での洗車が51%と半数以上にのぼり、オイル交換が28%、タイヤ購入・交換が24%だった。
給油頻度が高くなるとこうしたサービスの利用率に向上が見られ、例えばタイヤ購入・交換では、月1回程度の給油利用者の20%が利用経験があったことに対し、月2~3回程度の給油利用者では26%と6%ポイント上昇した。オイル交換やタイヤ購入・交換をガソリンスタンドで行った理由は、「価格が安いから」「自宅や勤務先から近いから」が多く挙げられた。