【宝石検定】「サファイアとルビーは宝石名は異なるが同じ鉱物、その鉱物名は?」

日本宝石協会は11月10日、宝石への理解をより深めるための知識を問う「第1回宝石検定」をオンラインで全国一斉開催する。また、7月19日より、3級・2級の受験申込受付を開始した。
○日本宝石協会「第1回宝石検定」11月10日開催! 申込受付を開始

同検定は学習・試験を通じて、宝石の正しい知識と学びの楽しさを広めることを目的としている。オンライン(カメラ付きPC、スマートフォン、タブレット)で受験できる。

発売中の「宝石検定3級・2級公式オンラインテキスト」(2,500円)では、宝石が美しい理由、生成の過程、それぞれの性質や特徴、加工に至るプロセスはもちろん、原子や結晶の組成についても優しく楽しく理解することができる。

3級からの例題として、「サファイアとルビーは、宝石名は異なりますが、同じ鉱物です。その鉱物名として正しいものはどれですか。1:ベリル 2:クオーツ 3:クリソベリル 4:コランダム」といった問題も。(正答は文末)

3級は、宝石の種類や特徴等の基本的な知識をひととおり習得している基礎レベル。2級は宝石の産地や生成、色彩の秘密等、宝石に関わる幅広い知識を習得し、自ら宝石の魅力を深く探究していくことができる中級レベルとなる。試験時間は60分で、出題数は100問。受検料は3級が5,500円、2級7,700円、2階級併願12,100円。申込受付締切は10月23日まで。

例題の正答は、「4:コランダム」。サファイアもルビーも同じ結晶構造を持つ酸化アルミニウムの結晶で、コランダムという鉱物。赤色のコランダムはルビー、それ以外の色のコランダムの事をサファイアと呼ぶ。サファイアは青色のブルーサファイア以外にもイエローサファイア、グリーンサファイアなど様々な色があり、蓮華の花の色合いを持つコランダムはパパラチアサファイアと呼ばれ、特に日本人に人気がある。