去年9月に千葉県柏市で90代男性から現金200万円をだまし取った疑いで東京都中野区在住の無職の男(24)が、去年8月に群馬県高崎市で70代女性から現金150万円をだまし取った疑いで東京都目黒区在住の男(27)がそれぞれ再逮捕されました。2人は去年8月にも、新潟市西区に住む80代女性の自宅に孫と偽って電話をかけキャッシュカード2枚をだまし取り、現金100万円を不正に引き出した疑いで逮捕されていました。
詐欺の疑いで再逮捕されたのは、東京都中野区に住む無職の男(24)と、目黒区に住む飲食店店員の男(27)です。
無職の男は去年9月、千葉県柏市で仲間と共謀し90代男性の自宅に息子と偽って電話をかけ「浮気相手を妊娠させてしまった。相手の夫に示談金を支払わなければならない」と嘘を言い、現金200万円をだまし取った疑いが持たれています。
飲食店店員の男は去年8月、群馬県高崎市で仲間と共謀し70代女性の自宅に息子を装い電話をかけ「重要書類が入ったバッグを電車の中に忘れた。お金で解決できないかと取引先に提案したところ、上司と俺が金を準備することになった」と嘘を言い、現金150万円をだまし取った疑いが持たれています。
事件は被害者がそれぞれ被害を届け出たことで発覚しました。
警察によりますと、無職の男は受け子の管理を、飲食店店員の男は現金回収役の勧誘を行っていたということです。
警察は2人が匿名・流動型犯罪グループ（＝トクリュウ）に関わっているとみて、事件の経緯を詳しく捜査しています。