生で食べてもおいしいタマネギですが、辛みが強いと刺激が強く、多くは食べられないことがあります。
特に子供も一緒に食べる場合、入念に辛み抜きしている人も多いのではないでしょうか。
素早く辛み抜きしたい時に効果があるとされるのが『酢』を使った方法です。
本当に効果があるのか、お酢メーカーとして知られるミツカンの公式サイトより解説します。
タマネギの辛み抜きに『酢水に浸ける』という方法を耳にしたことはありますか。
特に疑うことなく、実践してきた人も多いでしょう。
しかし、200年以上お酢を作り続けてきたメーカーのミツカンは、以下のように答えています。
水にさらしているたまねぎに酢を加えても、辛みがより抜けたり、早く抜けたりすることはありません。
ミツカン ーより引用
メーカー公式サイトが伝える『効果なし』という衝撃の事実に、驚いた人も多いのではないでしょうか。
酢水にさらしたタマネギには、酢の味が移るそうです。
もしかしたら、この酢の風味がアクセントとなり、タマネギ特有の辛みが和らいだように感じるのかもしれません。
酢水に漬けなくても簡単に辛みを抜く方法はいくつかあります。
タマネギの辛みを抜きたいなら、薄切りにした状態で水にさらして、手で揉み込むのがおすすめです。
単純に水にさらすだけではなく、辛み成分をしっかりと洗い流すイメージで揉み込んでみてください。
水にさらす時間が長くなると栄養素まで流出してしまうため、できるだけ手早く作業しましょう。
また空気に触れるだけでも辛みは徐々に抜けていくため、少し早めに下ごしらえをスタートして空気にさらすのもよいでしょう。
さらに素早く辛みを抜きたいなら、電子レンジを活用してみてください。
薄切りにしたタマネギを電子レンジで1~2分加熱し、水で洗えば完了です。
生タマネギ特有のシャキシャキ感はなくなってしまいますが、あっという間に辛みが抜けますよ。
『タマネギを酢水にさらす方法に効果はない』という驚きの事実が分かりました。今後は、紹介したほかの方法を試してみてください。
[文・構成/grape編集部]