市原牛久39度、全国で最も暑く 今年の千葉県内最高更新、8カ所で猛暑日 熱中症疑いで高齢者2人重症 熱中症警戒アラート、24日も継続

千葉県内は23日も猛烈な暑さが続いて熱波に包まれ、市原市牛久で最高気温39・0度を観測した。気象庁によると、今年の千葉県内最高気温を更新。23日の全国約300カ所の観測地点の中で最も暑かった。千葉県の午後4時までの集計で、千葉県内では51人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。このうち90代の男女2人が重症で、消防によると、女性は自宅の屋外にいて搬送時に意識がなかったという。県は、周囲の人らが高齢者の様子に十分注意し、声かけなどをしてほしいと呼びかけている。
気象庁と環境省は24日についても千葉県に「熱中症警戒アラート」を継続。千葉への同アラートはこれで6日連続となる。24日も厳しい暑さが見込まれ、命を守る対策が必要になる。
銚子地方気象台によると、23日の千葉県内は、観測地点全15カ所のうち8カ所で気温35度以上の猛暑日になった。佐倉市では37・0度、茂原市は36・7度、我孫子市が35・6度など。市原市牛久は午後0時半すぎに39・0度に達した。22日に市原市牛久で観測した38・8度を上回り、2日連続で今年の千葉県内最高気温を更新した。