“春の訪れ”告げる魚が旬迎える! 需要高まる『サクラマス』&縁起物の『マダイ』【新潟】

気温が上がり、春を感じる日も多くなる中、市場でも春の訪れを告げる魚が旬を迎えています。

3月13日早朝の新潟市中央卸売市場。

【記者リポート】
「コートがなくても寒さを感じません。すっかり春らしい陽気が続いていますが、市場にも春の便りが届いています」

3月に入り、旬を迎えているのが“サクラマス”です。

【山津水産 小出大輝さん】
「今の時期、産卵の影響で、非常に栄養を蓄えたサクラマス増えてきているので、脂のりが良くて、上品さを兼ね備えた味わいになっている」

ロシアのウクライナ侵攻の影響で、外国産サーモンの価格が高騰し、需要が高まっているというサクラマス。

安定した漁獲量に加え、陸から近い場所で獲れるため、燃料費などを抑えることができ、価格も例年並みになっているといいます。

【山津水産 小出大輝さん】
「ムニエルとか塩焼きとか、加熱料理がメインになってくる。気温も少しずつ暖かくなっているので、ぜひとも体感だけでなく、食からも春を感じていただけたらいいのかなと思う」

一方、この暖かい陽気に誘われたのか、一足早く水揚げ量が増えているのが…

【山津水産 小出大輝さん】
「今、マダイの水揚げが増えてきている」

縁起物として親しまれているマダイです。

例年、4月ごろから水揚げされるマダイ。海水温が高まっている影響で、餌となるイワシが陸沿いに集まっていることから、漁獲量が増えていると見られています。

【山津水産 小出大輝さん】
「マダイは縁起物。4月に入ると、入学式や入社式などお祝い事も増えてくる。そういったときに、この大きいマダイで盛大に祝っていただければ」

めでた~いマダイや春の訪れを告げるサクラマスを食べて、食卓で春を感じてみてはいかがでしょうか。