谷原章介、“遺骨剥き出し”散骨トラブルに困惑 「倫理的にと言…の画像はこちら >>
24日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、ホタルの里として知られる三重県の大台町で「散骨トラブル」が勃発していることを伝えています。
むき出しの形で置かれた遺骨は宗教法人が所有する敷地内にあるものの人目につく道路沿いに置かれており、司会の谷原章介さんは地元民の苦情の声に耳を傾けていました。
同番組の取材班が現地を訪れると、道路脇の斜面の木に人の名前が書かれており、根元には塊のままの遺骨が入った「丸くくり抜かれた木」がむき出しで置かれていました。
火葬された人の遺骨は12人分あるとのことで、地元住民は「反対やろうな。10人に聞いたら10人とも嫌やと思うわ。要はこの地域を汚しとるような感触」と不快感を示していました。
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同問題は町議会でも議題に上がっている状況ですが、森林を管理する宗教法人の和尚は「(県から)自然葬ですと、だから『申請の必要はありません』と…」言われたと主張。
およそ20年前に所有する山林で供養するために県に申請しようとしたところ、当時三重県から「自然葬に当たるから申請の必要はない」という回答があったと明かしています。
同番組でも「遺骨を埋める・埋葬して墓地を経営する場合には自治体に申請が必要」だと紹介し、私有地の散骨は「違法ではないが配慮が必要」と解説。
一般的に散骨は、「墓地埋葬法に基づき適法に火葬された後にその焼骨を粉状に砕き陸地や水面に散布等する行為」と定義されています。
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パックンマックンのパックンことパトリック・ハーランさんは、「アメリカでも大自然の中に散骨するということは、けっこう一般的です。でも基本もう少し粉骨してから、砕いてから細かくしてから撒くことが多いんです」と、塊のまま置かれていることに着目。
遺骨の塊を見てしまう近隣住民の気持ちを考慮しつつ、「近所迷惑というか近所の人と揉めているなら、故人も穏やかに眠れないじゃないかなと思いますね」と私見を述べています。
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町の担当者は「現場を確認すると散骨なのか埋葬なのか判断できず、現在県に確認中」だとコメント。厚生労働省の担当者は、「あくまでも一般論として、遺骨を埋めていなければ墓地埋葬法の規制は及ばない」と話しているそうです。
谷原さんは、「今回はこれは粉々には粉砕してないもんね」と遺骨の形状にも言及。
さらに、「法的には問題はなさそうですけど、倫理的にと言いますか、みなさんの気持ちを考えると…」「すでに埋葬されている方がいるわけですから、ご遺族の方も含めて、気持ちよく、地域に受け入れられる形でお寺の方も考えてほしいですよね」とコメントしています。