カマボコと一緒に入れないで! 意外な食材に「普通にやってた」「勘違いしてた」

カマボコはそのままでも、料理の材料に使ってもおいしい魚肉加工食品です。
ところが、練りもの食品の製造販売を行う『紀文食品』の公式サイトによると、ある食材に触れるとカマボコが溶けたような状態になるそうです。
カマボコをお弁当の彩りに用いるご家庭も多いでしょう。
しかし、カマボコとキウイフルーツを並べてお弁当に入れたところ、カマボコがヌルヌルになってしまったという話を聞いたことはないでしょうか。
カマボコのメーカーである紀文食品はそのような問い合わせに対し、以下のように解説しています。
キーウイフルーツ、舞茸、生姜、パパイヤなどには、「たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)」というたんぱく質を溶かす酵素が多く含まれていて、蒲鉾と重ねたりすると、蒲鉾に含まれるたんぱく質が分解され、表面が溶けた状態になることがあります。
紀文食品 ーより引用
なんと、食材が持つ酵素の働きで、カマボコが溶けてしまうことがあるそうです。
あくまでもカマボコのたんぱく質が分解されて溶けているだけなので、腐敗しているわけではありません。
そのため、溶けたカマボコを食べても健康に害はないそうです。
ただし、カマボコのあのプリっとした食感は失われてしまうため、人によってはおいしくないと感じてしまうかもしれません。
お弁当などに入れる場合は、先の食材とは一緒にしないほうがよいでしょう。
ちなみに、先の食材と一緒に料理をしてもすぐに食べる場合はカマボコが溶ける心配はありません。
キウイフルーツと蒲鉾のドレッシング和えなど、すぐに食べる料理であればカマボコの食感もそのままに、さっぱりとした味わいが楽しめます。
カマボコをお弁当に詰めたり調理をしたりする時には、解ける心配がないか隣合う食材に注意してみてください。
[文・構成/grape編集部]