エアコンの一部の機種には『送風運転』が搭載されています。しかし、実際にこの送風運転を使った経験がないという人もいるかもしれません。
送風運転は、使い方次第でとても便利な機能です。上手に使いこなして、エアコンを効果的に活用しましょう。
この記事では、『nocria(ノクリア)』シリーズを製造する『富士通』が解説する、送風運転の上手な使い方を紹介します。
エアコンの『送風運転』とは、室内の空気を循環させる機能です。『冷房』『暖房』『除湿』とは違い、室内の空気を取り込んだら、そのまま室内へと空気を送り出します。
「取り込んでそのまま送り出すって、意味あるの?」と思うかもしれません。『富士通』は、送風運転の上手な使い方について次のように回答しています。
風が遠くまで届くので、お部屋の空気の温度ムラを効率よく解消させることができます。
吹出し方向を変えることができるので、扇風機のように風にあたることもできます。
富士通ゼネラル ーより引用
送風運転は湿度や温度を変えることなく風を送るので、サーキュレーターや扇風機と同様の原理です。身体に風が当たることで体感温度を下げられます。
冷房を使うほど暑くない時や冷房が少し強すぎて寒いと感じる時は、送風運転にしてみましょう。
また、部屋の換気をしたい時にもおすすめです。送風中に窓を開けて室内にたまっている熱気を外に逃がすことで、より効果的に換気ができます。
『送風運転』はエアコン内部を乾燥させるため、カビ対策として有効な方法です。
『冷房』を使用するとエアコン内部に結露が発生します。これを放置しておくと、カビや嫌な臭いの原因となるので注意が必要です。
冷房を使った後、数時間ほど送風運転を行うことで結露が抑えられ、カビの発生を抑制できます。カビの繁殖を防ぐためにも、送風運転を活用しましょう。
エアコンは私たちの生活に欠かせない存在です。その機能を十分に理解し、賢く活用することで、より快適な暮らしを実現できるでしょう。
「送風運転を使ったことがない」という人は、ぜひこの機会に活用してみてください。
[文・構成/grape編集部]