長時間駐車で利用できない人多数…長岡花火大会目的の駐車控えて!“道の駅”が短時間利用呼びかけ

8月2日、3日に新潟県長岡市で開催される長岡まつり大花火大会。今年は週末開催ということもあり、多くの人の来場が予想されますが、長岡市の道の駅では去年、長時間駐車が問題に。施設側は適切な利用を呼びかけています。

日本三大花火の1つで2019年には過去最多の108万人が来場した長岡まつり大花火大会。

2019年と同じく週末開催となる今年は34万席あった観覧チケットが完売するなど多くの人の来場が予想されています。

こうした中、懸念されるのが「駐車場問題」です。

【記者リポート】
「花火大会まではあと2日ありますが、こちらの道の駅には一般の利用者だけでなく花火大会を目的とみられる利用者の姿も見られます」

【道の駅ながおか花火館 武士俣一樹駅長】
「長岡花火大会が再開した2年前からもう満車になるよう状態。花火大会目的の車でもう駐車場が埋まるという状況」

長岡インターから車で3分のところにあり、2020年にオープンした道の駅「ながおか花火館」。休憩施設として24時間無料で開放されていますが、去年は花火大会目的と見られるキャンピングカーがズラリ…

長時間駐車する車が相次いだことで駐車場は満車状態に。入口周辺では渋滞が発生し、一般の利用者が利用できない状況になりました。

【道の駅ながおか花火館 武士俣一樹駅長】
「ここに来て休憩しようと思ったのに車が止められないというところで一度(苦情の)お声を頂いた時もあるので本当に申し訳ない気持ち」

しかし、国土交通省が管轄する道の駅のため駐車料金の徴収や、不適切な利用者への移動の強制など具体的な対策をとることができません。

花火館では利用時間を制限する看板を設置していますが、利用者の良心に頼らざるを得ないのが現状です。

【道の駅ながおか花火館 武士俣一樹駅長】
「皆様のご利用を考えて駐車してから2時間以内というところをお願いしていて次のお客様へお譲りして欲しいという願いから掲げています」

実際に花火大会目的で来たという利用者も設置された看板を見て、別の場所への移動を検討していました。

【利用者】
「今回は早めに来てどうしようかなとみんなで相談しながら(駐車場を)探そうと思っていたところだったので、看板も立っていたりだんだん難しくなってきているなって」

長岡花火財団は会場周辺の有料駐車場や先着順の無料駐車場を利用するほか、公共交通機関の利用などを呼びかけています。