日産自動車は7月31日、2023年度に期間限定で販売した特別仕様車「キャラバン MYROOM Launch edition」の標準モデルとなる「キャラバン MYROOM」を発表した。
グレードは「キャラバン MYROOM Launch edition」で設定していた「GRAND プレミアムGX」に「プレミアムGX」を追加している。発売は8月下旬。グレード、全国希望小売価格、共通諸元は以下の通り。
■プレミアムGX(ベッド架装タイプ:折りたたみベッド)
駆動:2WD、エンジン:QR20DE、価格:551万6,500円
駆動:2WD、エンジン:4N16、価格:618万4,200円
駆動:4WD、エンジン:4N16、価格:648万6,700円
■GRANDプレミアムGX(ベッド架装タイプ:折りたたみベッド)
駆動:2WD、エンジン:QR20DE、価格:570万9,000円
駆動:2WD、エンジン:4N16、価格:637万6,700円
駆動:4WD、エンジン:4N16、価格:669万7,200円
■プレミアムGX(ベッド架装タイプ:MYROOM跳ね上げベッド)
駆動:2WD、エンジン:QR20DE、価格:569万2,500円
駆動:2WD、エンジン:4N16、価格:636万200円
駆動:4WD、エンジン:4N16、価格:666万2,700円
■GRANDプレミアムGX(ベッド架装タイプ:MYROOM跳ね上げベッド)
駆動:2WD、エンジン:QR20DE、価格:588万5,000円
駆動:2WD、エンジン:4N16、価格:655万2,700円
駆動:4WD、エンジン:4N16、価格:685万5,200円
共通諸元
ボディ幅:標準、ボディ長:ロング、ルーフ:標準ルーフ、フロア:低床、乗車定員:5人、最大積載量:750kg、ドア数:5、ミッション:7M-ATx
「キャラバン MYROOM」は、2024年で誕生50周年を迎えた「キャラバン」がベース。非日常感や自然に触れて安らげる空間が欲しい――といったユーザーに向けた新しいカテゴリの車種だ。お気に入りの部屋を自然の中に持ち込んでリラックスできる車として開発された。
後部座席のインテリアは、木目をふんだんに使ったデザイン。2列目の2in1シートは、リビングルームモード、ベッドルームモード、ダイニングルームモードのアレンジに対応する。また、2in1シートは後部座席側に反転させると柔らかいソファーのような座り心地に。背もたれを倒したベッドルームモードにすると、ベッドにちょうど良い硬さの面が上にくる。
車中泊用のベッドは、折りたたみベッドとMYROOM跳ね上げベッドという2種類のオプションを用意。どちらもヘリンボーン生地を使用している。折りたたみベッドは2分割式で、スライドテーブル使用時には椅子や床として機能する。MYROOM跳ね上げベッドは展開と収納を簡単にした構造となっており、手を放してもしなやかに倒れてくるなど安全性にも配慮した。
エクステリアは、グリル、ハンドル、ドアミラー、ホイールなどをブラックで統一。ボディカラーは、ベースモデルの「キャラバン」で好評のディープフォレストを新たに設定。「キャラバン MYROOM」専用色のサンドベージュ/ホワイト(2トーン)、ピュアホワイトパール、ステルスグレー、ミッドナイトブラックの合計5色をそろえた。
装備面では、ワンタッチオートスライドドア助手席側(挟み込み防止機構付)、スライドドアオートクロージャー、バックドアオートクロージャーが、GRANDプレミアムGXでは標準装備。プレミアムGXではメーカーオプションとなる。メーカーオプションでは寒冷地仕様も選べる。
MYROOM跳ね上げベッド、車内カーテン+ウッドブラインド+ロールスクリーンは架装オプション。リヤサイドガラス(左右)とバックドアガラスのMYROOMステッカー、ポータブルバッテリー from LEAFはディーラーオプションだ。