スキューバダイビングのツアーに参加の54歳男性が死亡…海でパニックになり溺れたか【新潟・佐渡市】

8月4日午前、新潟県佐渡市の沖合でスキューバダイビング中にツアー客の54歳男性が死亡する事故がありました。佐渡海上保安署は男性が溺れたとみて死因などについて詳しく調べています。

死亡したのは、新潟県上越市に住む男性(54)です。

4日午前10時45分ごろ、ダイビングショップ所有のダイビングボートに男性を含むダイビングツアー客8人とインストラクター2人、船長の合計11人が乗船し、佐渡市琴浦地区にある港を出港しました。

午前10時50分ごろ、事故発生場所であるダイビングポイントに到着し、ツアー客8人とインストラクター2人が入水。午前11時ごろ、インストラクターがツアー客全員の状態を確認後、水中遊泳を開始しました。

午前11時10分ごろ、ツアー客1人がレギュレータやシュノーケルを外したりつけたりしてパニック状態の男性を見つけ、インストラクターに緊急事態であることを伝えましたが、男性の体が動かなくなり、浮遊状態になったため、2人のインストラクターが男性に酸素を供給しながら、水面まで浮上し、ダイビングボートに引き上げ、たらい舟観光乗り場に運びました。

男性は病院に救急搬送されましたが、その後死亡が確認されました。佐渡海上保安署は男性が溺れたとみて、死因や経緯などについて詳しく調べています。