酷暑列島 6日連続で39℃台 夜も高温多湿で広く熱帯夜の予想 夜間の熱中症対策は

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今日6日(火)も西日本を中心に猛烈な暑さが続きました。午後3時までの最高気温は京都府の京田辺で39.0℃。6日連続で、日本のどこかで39℃以上を観測しています。日が暮れてからも気温の下がり方は鈍く、九州から東北は熱帯夜となる所が多いでしょう。夜間も熱中症対策が欠かせません。
京都府の京田辺で39℃

今日6日(火)、九州から東海を中心に強い日差しが照りつけ、猛烈な暑さが続きました。午後3時までの最高気温は、京都府の京田辺で39.0℃と、観測史上1位の高温記録に並びました。6日連続で、日本のどこかで39℃以上を観測しています。そのほか午後3時までに広島県の加計(安芸太田町)で38.3℃、大阪府の境で38.1℃、高知県の江川崎(四万十市)で38.0℃と3地点で38℃台を観測。山口、熊本、名古屋、岡山は37℃台を観測しました。関東甲信や北陸、東北は雲が多かったものの、時折強い日差しが照りつけ、一部で35℃近くまで上がりました。山形では35.1℃と、今年初めて猛暑日に。山形でその年の初めての猛暑日が8月にずれこんだのは、2020年以来4年ぶりのことです。今日午後3時までに猛暑日となったのは計163地点。13日連続で160地点以上と、広い範囲で酷暑が続いています。
今夜~明日朝は広く熱帯夜 日中は九州~東海で引き続き猛暑日続出

日が暮れてからも気温の下がり方は鈍く、高温多湿の時間が長く続くでしょう。明日朝の最低気温は、沖縄や九州から関東の広い範囲で25℃以上の予想で、東北でも25℃以上の所があるでしょう。熱帯夜となる所が多く、寝苦しさも続きそうです。また、明日の日中は九州~東海で引き続き猛暑日となる所が多いでしょう。睡眠不足の日など、体に疲れがたまっている時は熱中症にかかりやすくなります。翌朝まで冷房をつけたままにするなど、昼夜を問わず、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
夜間の熱中症対策

夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。① 寝る前に水分補給をしましょう。熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。② エアコンを上手に使いましょう。熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。