コメ不足が叫ばれる中…新潟県でトップを切って極早生品種“葉月みのり”の収穫スタート「今年は順調に生育。品質に期待」

新潟県柏崎市で8月9日、県内トップを切って極早生品種・葉月みのりの稲刈りが始まりました。

柏崎市の田んぼに実った黄金色の稲。大きな粒と強い香りや甘みが特長の極早生品種「葉月みのり」の稲刈りが始まりました。

【葉月みのり生産者 三上雅さん】
「去年はどの農家も散々な思いだった。今年の収穫にかける思いはひとしおだったと思う。ひと言ではなかなか言い表すことはできないが、やっとここまでたどりついた」

去年は栄養不足によりコメが白く濁ったことで一等米比率は64.1%に。

三上雅さんなど生産者は何度も田んぼに行き、稲の生育状況を見ながら水や肥料の管理を徹底したと言います。

【葉月みのり生産者 三上雅さん】
「今のところ順調に生育している。品質へ期待している」

これから予想される猛暑で品質を落とさないよう警戒感を強めながらも9日、夏の甲子園で1回戦を勝ち上がった地元・柏崎の球児にもおいしいコメを届けたいと意気込みます。

【葉月みのり生産者 三上雅さん】
「稲刈りしたコメを球児たちへのエールとして贈りたい。楽しみに待っていてほしいと思う」

葉月みのりは8月20日から県内のスーパーなどに並ぶ予定です。