生活していく上で欠かせない家電の1つである、冷蔵庫。
年々進化しており、さまざまな食材や飲料を保存することができます。
夜に寝る時や、部屋が静かな時、冷蔵庫の音が気になったことはないでしょうか。
長い時間聞こえると「故障かな」と心配になったり、うるさくて不快な気持ちになったりするかもしれません。
家電メーカーの日立グローバルライフソリューションズ株式会社(以下、日立)はウェブサイトに、冷蔵庫に関する『よくある質問』と『回答』を公開。
「冷蔵庫から『ブーン』と大きな音が出るのが気になります」という質問に、このように回答しています。
冷蔵庫内にあるコンプレッサー(圧縮機)が高速で動いたときに、「ブーン」という運転音が通常よりも大きくなります。
日立グローバルライフソリューションズ株式会社 ーより引用
冷蔵庫内に冷媒ガスを巡らせる働きを担う、コンプレッサー。
冷蔵庫から『ブーン』という大きな音がする場合、コンプレッサーが高速で動いていることが原因だといいます。
では、『ブーン』という大きな音がしばらく止まらなかったり、頻繁に聞こえたりする場合はどうすればよいのでしょう。
日立のウェブサイトによれば、以下の対処法があるそうです。
設置直後は冷蔵庫内を冷やすため運転音が大きくなるそうです。
しばらくして冷蔵庫内の温度が安定すると、コンプレッサーが通常運転や省エネ運転に戻るので、音が小さくなるといいます。
『発熱器具の近くなど、熱気が高い場所』『直射日光が当たる場所』『冷蔵庫の周囲に十分なすき間がない場所』に冷蔵庫を設置している場合は、放熱スペースを確保しましょう。
ドアの開閉回数が多かったり、長時間開けていたりすると、ドアを閉めた時に冷蔵庫内を冷やすため運転音が大きくなるといいます。
開閉回数をできる限り減らし、開けた時も短時間で閉めるようにしましょう。
『クイック冷却』『急冷蔵』といった設定にしていると、より早く冷やすように運転するため、運転音が大きくなるそうです。
冷蔵庫内が十分に冷えたら、『標準』や『節電モード』といった設定に変更しましょう。
日立の冷蔵庫で真空チルドルームが搭載されている場合、空気を吸い出して真空にする時に、『ブーン』と音が出ることがあるそうです。
頻繁に音が出る時は、真空チルドルームの手入れをしましょう。
冷蔵庫の冷却機に付いた霜を取り除く、霜取り運転中に、コンプレッサーの音が『ブーン』と出ることがあるとか。
霜取り運転は、使用頻度が低い時間帯に自動的に運転するため、夜間に動作するそうです。
そのため、昼間よりも運転音がより大きく感じられることがあるといいます。
日立によれば、上記すべての対処法を行っても改善しない場合は、冷蔵庫の内部に問題が発生している可能性があるとのこと。
購入した販売店や修理相談窓口に点検の相談をしましょう。
冷蔵庫の音が気になる時は、日立の対処法を確認してみてください。
[文・構成/grape編集部]