夏といえば海水浴ですが、この暑さで異変が…。(内海観光協会 山﨑憲道 会長)「(客数は)例年の半数以下。40%くらい」愛知県南知多町の「内海海水浴場」。コロナ明けの去年は約20万人で賑わいましたが、ことしは“その半分程度”にまで減っているといいます。
海水浴場の賑わいは「例年の半分以下」砂浜の整備費用も”高騰”…の画像はこちら >>
(海水浴客)「砂浜が熱い」(内海観光協会 山﨑憲道 会長)「ことし減っているのは圧倒的に天候。30℃後半から40℃近くになると、熱中症の危険性が高まって、控えるようになる」
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この日も東海地方で軒並み35℃超えの猛暑日。暑すぎて客足が遠のいていました。一方で、来る人が減っても減らないのがコスト。砂浜の整備費用は10年前は80万円でしたが、物価や人件費の高騰で、ことしは250万円と3倍以上に。この事態に観光協会も…。(内海観光協会 山﨑憲道 会長)「全国で、まだ例はないがビーチの有料化は必然」このままだと海水浴場全体が有料化される可能性もあるというのです。
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さらに「あの出来事」も影を落としていました…。
8月8日の宮崎沖の地震を受けて、国が発表した南海トラフ地震臨時情報。(海水浴客)「来るのを本当に迷ったが、随分前から予定して楽しみにしていたので…」「避難経路は妻が見て調べながら来た」(内海観光協会 山﨑憲道 会長)「こちらが津波の防災マップ。この2か所が避難場所、みんな連れて避難する。(閉鎖するより)訓練した人たちが店を運営しながら、全員で避難誘導した方が得策」
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この臨時情報で4つの海水浴場を閉鎖していた三重県紀北町。13日午前、一番大きな古里海水浴場が一転、ビーチを開放しました。(大阪から来た人)「閉まっているのを分かって、あえて来ました。空いていて嬉しい」
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(紀北町 商工観光課 岩見建志 課長)「臨時情報が出ている状況だが、避難場所を案内できるようになった」ここは南海トラフ巨大地震で最短9分で津波が到達する場所ですが、監視人をおいて避難経路を案内するなど対策が整ったとしてオープンを決めました。残る3つの海水浴場も8月15日までには全て再開する予定です。