火事乗り越え…新潟・燕背脂ラーメンの元祖“杭州飯店”が約3カ月ぶり営業再開!“自慢の一杯”求め県外客も「変わらない味…」

今年5月に火事が発生し、休業に追い込まれた新潟県燕市の人気ラーメン店が8月13日、営業を再開し、約3カ月ぶりににぎわいを取り戻しました。
【桶屋美圭アナウンサー】「長年、この場所で親しまれている杭州飯店が営業再開の日を迎えました。現在午前9時、オープンまであと2時間ありますが、すでに再開を待ち望んでいたお客さんで列ができています」13日、開店と同時に多くの客が訪れたのは、燕市のラーメン店「杭州飯店」です。新潟5大ラーメンの一つ、「燕背脂ラーメン」の元祖とされる人気のラーメン店ですが、営業するのは約3カ月ぶりです。【杭州飯店 徐直幸 代表】「本当に言葉にできない。本当にそれだけ」その理由は…今年5月の開店準備中に発生した火事です。鉄筋コンクリート3階建ての店舗の一部が焼け、発生から一夜明けると、黒く焦げた厨房付近の様子などが明らかとなりました。【杭州飯店 徐直幸 代表】「う~ん…ひどいね。やっぱりね」こうした中、店には被害を心配し、見舞いに来る人たちの姿が。多くの人に愛されてきた店は再開を誓いました。【杭州飯店 徐直幸 代表】「全国から来てくれる方もいるので、なるべく早めに頑張りたい。絶対に再開する」
火事から約3カ月、営業再開を迎えた13日、従業員たちは朝から仕込み作業に追われていました。【杭州飯店 徐直幸 代表】「やっとここまで来たなという感じ」店内は火事で使えなくなった厨房や座席などを一新。一方、店の外では開店前からこの日を待ちわびた客が列を成していました。【客(富山から)】「着いたのが午前7時20分(開店4時間前)。きょう一日、こちらに捧げるつもりでやって来た」【常連客】「営業をお休みしていて、こんなに日々、自分の中でも大事な存在だったんだなと改めて感じた。ワクワクが止まらない」そして午前11時…【杭州飯店 徐直幸 代表】「皆様、大変長らくお待ちどお様でした。杭州飯店、きょうから再開させてもらいます。よろしくお願い致します。それではどうぞ」約3カ月ぶりに活気の戻った店内。自慢の一杯が次々と運ばれていきます。【客】「変わらない味でおいしい」【客】「きれいになってよかった。お客さんもいっぱい入っているので」内装が少し変わっても提供する自慢の一杯と客への愛は変わりません。【杭州飯店 徐直幸 代表】「本当にお待たせしましたという気持ちとありがとうございます。今までと変わらないラーメンをこれからも作り続けていこうと思うのでよろしくお願いします」