サッカー明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は3月18日、アウェーで浦和レッズと対戦しました。浦和とは、J1で戦った29試合のうち23敗。そんな難敵相手に、2006年7月以来の勝利を目指し、挑んだアルビ。今後への課題が見えた試合となりました。
勝ち点3を目指し、敵地に乗り込んだアルビは、DF藤原やFW谷口、ボランチ高など主力を欠く中、スタメンを前節から2人変更し、難敵との戦いに臨みました。
試合が動いたのは前半10分。マイケルからパスを受けた新井がボールを持ち運び、クロス。最後は太田が絶妙なトラップから今シーズン3点目を決め、先制に成功します。
その後も伊藤や三戸などを起点に攻撃を加速させたいアルビでしたが、浦和のボランチに攻撃の芽をつぶされ、ボールを前に運ぶことができません。
すると35分、自陣ゴール前での混戦から、最後はこぼれ球に反応した去年のワールドカップメンバー酒井宏樹のシュートで同点に追いつかれます。
前半アディショナルタイムには、GK小島の好セーブでピンチを免れた直後、コーナーキックから明本にボレーシュートをたたき込まれ、逆転を許してしまいます。
エンドが変わった後半。プロデビューを果たした古巣との対戦に燃えるエース伊藤も、この日は相手に徹底マークされ、思うように得点のチャンスをつくれません。
さらに13分には、スペースに抜け出した三戸が得意のドリブル突破からクロスを上げますが、ここは相手の守備に阻まれます。
この状況を打開しようと、松橋監督は次々とフレッシュな選手をピッチへ。途中出場のダニーロ・ゴメスも果敢にゴールを狙いますが、ゴールの遠かったアルビ。
シュートはわずか5本に抑えられ、2-1で今シーズン初黒星を喫しました。
【松橋力蔵 監督】
「もう悔しい気持ちでいっぱい。毎試合、毎試合、難しい相手が続くなかでも、ひっくり返していかないといけない、我々は常に前進していかなくてはいけないというところは、本当に学ぶことができたと思っている」
アルビは5試合を戦い、勝ち点8で8位となっています。
次節の戦いはルヴァンカップ、3月26日(日)ホームで鹿島アントラーズと対戦します。