山古志伝統の遊び“ぼぼぞり” わらで作ったソリで雪山を滑る【新潟・長岡市】

長岡市山古志地区のスキー場では斜面を手作りのソリで滑る「ぼぼぞり杯」が開かれました。

「ぼぼ」とは山古志地区の方言で人形の意味。

「ぼぼぞり」は人形のようにも見えるワラで作ったソリのことで、プラスチックのソリがまだないころ、山古志地区の子どもたちは自分でぼぼぞりを作り山の斜面で遊んでいました。

【滑った人】
「楽しかったです、滑るときに風を受けるのが気持ちよかったです」
「はじめ怖かったけど、滑ってしまえば身を任せるしかないので。でも、すごい楽しかった」

ぼぼぞり杯はスポーツなどを通じて山古志地区の活性化をはかる団体「Y-GETS」が伝統を残そうと企画し今年で3回目。

ウイルス禍によりこれまで滑る体験だけでしたが、今回ようやく個人と団体でタイムレースを行うことができました。

【滑った人】
「とてもコツがいるので滑るのが難しいなと実感しました。歴史も深いということで体験できて楽しかったです」

【Y-GETS 五十嵐 洋美 会長】
「ほかの地域の方からも(山古志地区に)やってきていただきたいですし、スポーツを通じて子どもから大人まで楽しめることを考えていきたい」