外はサクッと中はしっとり、噛めば磯の香りが広がる もずくの揚げ物 「スヌイの天ぷら」

沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて! 随時動画を追加していきます。
春から夏にかけて出回る太めのスヌイ(もずく)は、天ぷらでいただくのもおすすめ。カリッとした衣を噛むと、磯の香りがしっとり広がります。 厚めの衣で揚げれば、油を吸いにくくなります。(名嘉裕子・松本料理学院講師)
スヌイの天ぷら

【材料(5人分)調理目安時間30分】
スヌイ(もずく)……………200グラム
ニンジン(3センチ長さ)…正味50グラム
わけぎ(小口切り)…………50グラム
全卵……………………………1個
卵黄……………………………1個分
大和芋(すりおろし)………100グラム
冷水……………………………大さじ4~5
塩………………………………少々
小麦粉…………………………3/4~1カップ
揚げ油…………………………適量
だし汁…………………………1カップ
砂糖……………………………小さじ2
しょうゆ………………………50ミリリットル
みりん…………………………20~25ミリリットル
ダイコン………………………200グラム
赤唐辛子………………………2~3本

【作り方】
1 スヌイはざるに入れたまま、よく洗って水気を取り、食べやすい長さに切る=写真。ニンジンは細めのせん切りにする。 ※塩漬けされているスヌイはしばらく水につけ塩抜きをする

2 ボウルに全卵、卵黄、すりおろした大和芋、冷水、塩を入れて混ぜ、その中にふるった小麦粉を加えてさらに混ぜ、固めの衣をつくる=写真。

3 2にスヌイ、ニンジン、わけぎを混ぜ合わせる。
4 揚げ油を180度に熱し、3を約5センチ大ずつ入れて揚げる=写真。

5 分量の調味料を合わせ、ひと煮立ちさせて冷ましておく。
6 ダイコンは太い箸で穴を開け、その中に種を抜いた唐辛子を差し込み=写真、おろし金でおろす。

7 5の天つゆに6の紅葉おろしを加えて、4をつけていただく。

料理を作ってくれたのはこちら

「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。
隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。
【問い合わせ】
松本料理学院
沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763
琉球styleまつもと
電話=098-917-2841
ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/
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