腐った肉のような刺激臭放つ巨大花がペアで開花 学名の意味も衝撃的

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見た目が動物のペニスのような形状をしており、名称がそのまま「陰茎植物」を意味する巨大なコンニャク属の植物が、オランダの植物園で開花した。『Euronews』『CBC』などの海外メディアが報じている。
オオコンニャクの別名を持つ「アモルフォファルスギガス(Amorphophallus gigas)」という巨大な植物が、2月にオランダのライデンにある植物園で開花を記録した。
この学名は、ギリシャ語で「不格好な巨大な陰茎」を意味している。垂直にそそり立った棍棒状の花序は、2、3メートルの高さにまで達する場合があるという。
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アモルフォファルスギガスは自らの寿命の終わりに、蓄えたすべてのエネルギーを使って一度だけ開花を行うという。それ故に開花すること自体が非常に稀だが、植物園では2つの標本が同時に開花を迎えた。
しかもこの植物は開花期間が非常に短いことでも知られており、今回はたったの2日間しか開花していなかったようだ。
インドネシアのスマトラ島原産のこの植物は、開花の際にとんでもない悪臭を放つという特徴も持っている。腐った肉や死臭に例えられるその刺激臭でハエなどの昆虫をおびき寄せ、雄花の葯から溢れ出した花粉をふりかけては、花粉を媒介させるのだという。
園の職員によると、1つ目の雌花には園に保存されていた別の陰茎植物であるアモルフォファルスタイタナムの花粉が、2つ目の雌花には同種の新鮮な花粉が受粉に使用されたという。
開花を終え、ぐったりとしてしまったアモルフォファルスギガスは現在、受粉が成功したかどうかを職員によって見守られている状態だ。
SNS上では「『腐った肉のような臭いがする巨大な陰茎植物』の字面のインパクト」「思ったよりも不格好じゃなかった」などのコメントが寄せられている。
(文/Sirabee 編集部・びやじま)