ハードオフで遭遇したPC、商品名に目を疑う… 値札の「6文字」にネット民震撼

「物を大事にする」という古来からの日本人の美徳を、令和の世に継承しているのがハードオフ。それ故に店頭では「こんな物まで買い取るのか…」という、驚きに満ちた出会いがあるケースも少なくない。
現在ツイッター上では、ハードオフ店頭で発見された「PC商品」に、ツッコミの声が寄せられているのだ。
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今回注目したいのは、ジャンクPCやガジェットなどを修理して毎日研究中というレジェポンさんが投稿した1件のツイート。
「うわぁwwww」「これやばwww」と、冒頭から草を生い茂らせた投稿本文は「とんでもない猛者が居るもんだな」「夏休みの自由研究で作ったのかな? なぜ売った…」と驚きの声が続いており、文面だけでも想像力が刺激される。
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こちらの投稿にはハードオフ店頭で撮影したと思しき商品棚の写真が写っており、「複合機」や「レーザープリンター」といったPC周辺機器に混じって「自作パソコン」なる、衝撃の商品が確認できたのだ。
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件のツイートには「自作PCが売られる世の中になったのか…」など驚きの声が寄せられているが、目の肥えたツイッターユーザーからのコメントは「ケースがレア物」「こういうケース、一時期流行ってましたよね」「このケース欲しいな」といった具合になっており、全く動じてない様子。

なおツイート投稿主・レジェポンさんは発見時、「ケースも自作」と認識していたようで、「最初見た時はオーディオ系のアンプかシアターバーかと思いましたが、よく見ると自作PCと書いてあり驚きました」「PCケースも、商品化されている物とは知らなかったため、DIYで作った物だと思い、感動しました!」と、当時の様子を振り返っている。
PCのスペックについては「ハイスペックとは言えませんが…」と前置きしつつ、「ちょっとしたゲームや書類作成などで使うには十分なスペックなため、見た目だけでなく実用性も考慮して作られたPCだと思います」と、忌憚のないコメントを寄せてくれた。

しかし、いくらハードオフがリユース界におけるバーリトゥード(何でもあり)を極めていると言えど、自作PCの買取、販売も日常茶飯事なのだろうか…?
今回は、店頭に自作PCが並んだ光景が、ハードオフにとって昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらない平穏なものなのか確認すべく、ハードオフコーポレーションに詳しい話を聞いてみることに。

件の自作PCは、13日に茨城県の「ハードオフ下館店」にて発見された商品。
まずは自作PCの買取・販売実績について確認すると、ハードオフコーポレーション担当者からは「自作PCの買い取りは月に1件あるかないかといったところで、そんなに多くはありません」との回答が。
買取条件については「状態などによっては例外もございますが、Windows 7が問題なく動くようでしたら、お値段はつくと思います」とコメントしており、店頭に「自作PC」として販売しても、問題なく売れていることが判明したのだ。

基本的に「何でも買い取る」というスタンスのハードオフだが、買取基準に関しては「店舗の対応に任せている部分が大きい」という点だけは要注意。当然、店舗によって基準が異なるため、買取の詳細等は利用店舗に確認するのがベターである。
なお、今回話題となった自作PCについて、担当者は「スペックだけを見ると、他のPCと比べてお買い得感はあまり感じられないかもしれません。しかし、使われているPCケースが普通のケースに比べて高級となっております。大変おしゃれで、インテリアにも良いかと思います」と、その魅力を説明しており、思わぬ要素で値段がつくことを実感した思いだ。

その後はさらに、「ハイスペックな性能を要求されるゲームはできませんが、ちょっとしたゲームや動画の鑑賞、書類作成には十分だと思います」と補足しつつ、レジェポンさんのコメント内容に深く頷いていたのだった。
自作PCまでも買い取る懐の深さを見せたハードオフ。次回は一体どの店舗で、どのような逸品が注目を集めるのだろうか…。
うわぁwwwwこれやばwwwとんでもない猛者が居るもんだな夏休みの自由研究で作ったのかな?なぜ売った…#ハードオフ pic.twitter.com/DrVXzoxGzI
レジェポン (@rejepon) March 13, 2023
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)