WBC見て“未来の侍”が続々入部…子供たちの野球人気が再燃 HP閲覧数が“5倍増”の少年野球チームも

WBCでアメリカとの激戦を制し、3大会ぶりの世界制覇を果たした侍ジャパン。大活躍の選手達に憧れ、今子供たちの野球人気が高まっています。 日本中が感動した侍ジャパンの世界制覇。盛り上がったのは大人だけではありません。 22日、興奮冷めやらぬ中で練習を始めた少年野球チーム「Kスラッガーズ」。津市と鈴鹿市の小学生男女30人ほどが所属する、3年前にできたばかりの新しいチームです。
<監督>「見たやろ、(決勝戦の)試合。あんなんなりたいよな?あれ目指そっか。(侍ジャパンは)強かったけど楽しそうにしてなかった?じゃあ楽しくやろう。はい、行こう!」 侍ジャパンの勝利に、子供たちも気合い十分です。子供たち:「すごく感動しました」「負けていても、あきらめない姿勢がかっこいい」「WBCも勝ったから、私たちのチームも公式戦で優勝したいという気持ちで練習に来ています」 日に日に盛り上がりを見せたWBC。この間クラブでは、ホームページの閲覧数が以前の5倍に。WBCをきっかけに入部した子供も増えているそうです。
お揃いのユニフォームが届く前に練習に参加した、3年生のみずき君もその一人。みずきくん:「今日から(入部した)。WBCもあって楽しそうだなって。吉田正尚選手が好きです。ホームランをいっぱい打って、点をいっぱい取れるから」
別の少年も…。あゆむくん:「(Q.入部のきっかけは?)WBCもちょうど始まるし、野球の面白さもあったから。球速も速くて、大谷選手みたいに優しくてかっこよくて、そういう選手になりたいです」

日本スポーツ協会によりますと、軟式野球をしている全国の少年少女は令和3年度の集計でおよそ11万6000人、4年前に比べて6500人ほど減っています。
そもそも子供の数が減る中、サッカーなどほかの競技の人気にも押され気味。WBCの盛り上がりで野球離れが止まり、人気復活なるか。チームの代表も期待を寄せています。代表:「野球って本当に楽しんだなというのを、改めてWBCで大人も子供も知ってもらったんじゃないかなと。WBCの影響で(野球人気が)ぐっと加速していただけるとありがたいなと思います」
ここから、未来の「侍」が羽ばたくかもしれません。