外へ出かける際、子供に水筒を持たせるケースは少なくありません。
重い水筒を無理なく持ち運ぶために、首や肩からかけさせていませんか。
実はこの行動には、意外なリスクが潜んでいるそうです。
こども家庭庁(@KodomoKatei)の公式Xより、水筒を首や肩にかけて持ち歩く際のリスクと対処法を紹介します。
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子供用の水筒はショルダーベルト付きのカバーが付属しているものが多く、肩や首からかけておけば両手が空くのが魅力です。
またどこかに置きっぱなしにして、忘れてくることも防げるでしょう。
一方こども家庭庁が指摘するのは、『水筒を首や肩からかけたまま転倒した場合のリスク』です。
水筒をかけると、ちょうど子供のお腹周りに水筒が位置します。その状態で転倒してしまうと、腹部に水筒が勢いよく当たり、内臓を損傷するケースがあるそうです。
子供にとって、走って転倒することは日常茶飯事。どれだけ気を付けていても、完全に予防するのは難しいでしょう。
だからこそあらかじめ『重大事故につながる状況を避けておく』ことが大切です。
#こどもの事故防止週間暑い中、こどもが水筒を首や肩にかけて持ち歩き、転倒した際に水筒がお腹に当たり内臓を損傷する事故の情報が寄せられていますのでご注意ください。水筒はなるべくリュックサック等に入れる遊具等で遊ぶ場合は水筒を置いて遊ぶhttps://t.co/oKz5HftWAS
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転倒時の事故を防ぐためには、水筒の持ち運び方を工夫しましょう。
こども家庭庁は『リュックサックなどに入れて持ち運ぶ方法』を推奨しています。この方法なら、たとえ転倒してもお腹に当たる心配はありません。
リュックサックを新調する際は、『水筒を無理なく入れられるかどうか』にも注目するといいでしょう。
もう1つ、『遊具で遊ぶ際は水筒をかけない』ことも大切です。首や肩から水筒をかけたままの状態で遊ぶと、転倒時に危険なのはもちろん、ショルダー部分が遊具に引っかかって、思わぬ事故につながる危険性があります。
重要なのは、子供自身がその危険性を認識することです。「水筒を首や肩からかけてはダメ」と伝えても、理解できないケースもあるでしょう。
水筒をかけたまま転倒するとどうなるのか、遊具に引っかかるとなぜ事故につながるのかを子供と話し合っておくのがおすすめです。
首や肩から水筒をかけることは、大きなケガにつながる恐れがあり大変危険です。
水筒の持ち運び方を工夫して、子供の安全を確保しましょう。
[文・構成/grape編集部]