各地で被害をもたらした台風10号。入荷が不足しているスーパーなどもありますが、台風の影響はあったのでしょうか。(大石邦彦アンカーマン)「こちらの田んぼは、一部稲が倒れています。どこまで影響があったんでしょうか」
まもなく“米騒動”は解消?「今は米が切り替わる時期」 慌てず…の画像はこちら >>
ここは愛知県岡崎市の小久井(こくい)農場。前回取材に訪れた、8月29日は、台風10号は九州に上陸していました。代表の小久井さんは育てた稲を前に…(小久井孝幸社長)「本当はこの1週間以内に刈りたい。この1週間を超えてしまうと『刈り遅れ』といってお米自体が割れてくる。そうなるとくず米で製品にならない」
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1週間近く雨が降り続いた場合、水についた稲から発芽して買取値段が下がってしまうことも予想され、台風による雨の降り方を気にしていた小久井さん。2日、あらためて収穫の進捗を伺うと…
(小久井社長)「部分的に倒れてはいるが、なんとか収穫ができそう。べったりと下まで倒れてはいないので、これくらいならコンバインで収穫できる」
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8月27日にストップしていた稲刈り。小久井農場ではあらためて9月2日から早場米の収穫を再開。予定の約3分の1の100トンほどを収穫できたといいます。
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また、各地のスーパーなどからは米の入荷が不足している声が聞こえていますが、2日、小久井農場の直売店も取材すると…(大石アンカーマン)「店頭にお米が揃っていますね」
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今年とれた、たくさんの新米です。
(大石アンカーマン)「お米が足りないと言われているが、あるところにはあるんですか?」(小久井社長)「うちは今たくさん収穫しているから、(米は)どんどん増えている。米の倉庫があるのでそちらにたくさんあります」そこで、倉庫にも案内してもらいました。(大石アンカーマン)「天井まで積み上げられていますね。これは全体の何割くらいですか?」
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(小久井社長)「現在は1~2割程度の収穫だから、まだまだたくさんあります」この倉庫にあるのは現在約60トンの新米。小久井さんはいま起きている米不足は間もなく解消されるはずと強調。(小久井社長)「今はちょうど端境期といって、令和5年産と6年産の米が切り替わる時期。一番5年産が少なく、6年産が出回り始めの時。今慌てて米を買わなくても必要な分だけ買えばいいと思う。慌てないようにしてもらいたい」
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