沖縄県石垣市登野城の市健康福祉センター中庭に巨大果実の「パラミツ」が多数実り、来所者の目を引いている。希望する市民が予約の名札を付け、収穫していくという一風変わった様子も見られた。
幹の直径30センチ、高さ7メートルほどのパラミツに、最大で直径30センチ以上、長さ60センチほどもある長円形の果実20個がぶら下がっていた。果面はいぼ状の突起に覆われた緑や黄緑色で、熟すと褐色になる。同センターによると、植え付け年は不明だが、初結実は7年前の秋で、2個だった。以降、夏から秋にかけて20個前後実を付ける。希望があれば譲っている。
東良次所長は「昨年4月着任して最初に『これ何?』と驚いた」と笑う。市内から来所した女性は「あれ、みんな名札が付いている。来年は早く来て付けなきゃね」と語った。
パラミツ(波羅蜜)はクワ科の常緑高木。南インド原産で英名は「ジャックフルーツ」。生食の他、ドライフルーツやシロップなどにして食べられる。
(太田茂通信員)所長「これ何?」 巨大果実「パラミツ」たわわに20個 長さ6…の画像はこちら >>