[やんばるの豊年祭 2024.10.13]
【名護】13、14日の豊年祭に向けて名護市呉我区(渡久地豊区長)公民館で3日、豊年祭に出演する踊り手約10人が稽古した。同区の豊年祭は今年で108回目。棒組の道ジュネーに加え、地謡6人と踊り手26人が「長者の大主」など13演目を披露する。(北部報道部・比嘉海人)
3日は豊年祭で「鳩間節」を踊る稲田小6年の4人のうち、日向花さん(12)と盛山凜華さん(12)が、豊年祭に40年以上携わる山里直さん(68)の手ほどきを受けた。
同区の鳩間節は、法被を着けて頭に手ぬぐいをかぶるいでたちが特徴。これは猿が踊っているとされる。日向さんは「4人で左右に飛ぶ動きが面白い」と笑顔を見せ、盛山さんは「同世代や後輩たちが見て興味を持ってほしい」と意気込んだ。
山里さんは「男踊りの鳩間節は、大人がやると勇壮なさまになるが、子どもたちがやるとかわいげがある」と踊り手で変わる琉球舞踊の面白みを語る。
渡久地区長は「昨年はコロナの影響で縮小開催だったが、今年は区外の人も呼び込み、本来の豊年祭を執り行える」と期待した。
同区は10月13日、名護市民会館大ホールで開かれる「第8回やんばるの豊年祭」(主催・沖縄タイムス社)に出演し、「鳩間節」を披露する。前売りは一般千円、中高生500円で各出演区と沖縄タイムス北部支社で販売中。問い合わせは同支社、電話0980(53)3611(平日午前10時~午後6時)。「やんばるの豊年祭」間近 踊り手10人、稽古に励む 名護市呉…の画像はこちら >>