航空機部品やレアグッズ並ぶ 芝山ジャンク市 ファン、お目当て狙う きょうまで

航空機の使用済み部品や航空会社のレアグッズが販売される「航空ジャンク市」が7日、成田空港近くにある芝山町の航空科学博物館で開幕した。お目当ての品物を手に入れようと多くのファンが詰めかけた。
朝から整理券を求める来場者の長い列ができた。退役機の模型やかつて稼働した航空機部品が商品棚に所狭しと並んだ。価格15万円の計器パネルを買った埼玉県狭山市の男性(67)は「めったにない良い物だ。最高な気持ち」と喜んだ。
航空会社のブースも人気を集めた。全日本空輸(ANA)は整備士の制服をリサイクルしたバッグや航空機座席の生地を使ったスリッパを販売。日本航空(JAL)はボーイング787の内窓枠(2万円)を6点並べ、販売開始から30分程で完売した。購入した80代男性は「飛行機グッズは何でも好きだ」と満面の笑みを見せた。
障害者が中心となって働くJALサンライトの社員も参加し、飛鳥時代に旅の安全を祈って作ったという説がある水引の装飾品を手作りして販売した。
航空ジャンク市は8日も開催され、午前10時~午後4時に行われる。