先月、酒気帯び運転の疑いで逮捕され、その後、罰金の略式命令を受けた県庁の29歳の職員について、県は14日付けで、懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、県リニア未来創造・推進課の祢津裕貴主事(29)です。
県によりますと、祢津主事は先月28日、甲府市飯田4丁目の県道で、車を運転中に道路脇のガードパイプなどに衝突する単独事故を起こし、駆けつけた警察が調べたところ基準値を超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。
そして、今月7日、道路交通法違反の罪で略式起訴されて甲府簡易裁判所から罰金の略式命令を受け、即日、納付したということです。
祢津主事は事故の前の行動について県の聞き取り調査に対し、甲府市内の飲食店3軒をはしごし、1軒目と2軒目は同僚5人と、3軒目は別の同僚5人と酒を飲んだと説明しているということです。
また、同席した同僚たちに対しては、運転代行を利用して帰ると話していたということです。
今回の処分について、長崎知事は「職員に再三再四注意を喚起している中で酒気帯び運転が起きたことは誠に遺憾だ。職員一丸となって職務に取り組むことによって信頼を回復したい」などとコメントしています。