松戸の高齢者施設、O157集団感染 昨年5月発生、コロナ対応で発表遅れ

千葉県は27日、昨年5月に松戸市内の高齢者施設で腸管出血性大腸菌(O157)の集団感染が発生していたと発表した。患者は全員回復しているという。県は新型コロナウイルスの対応などを優先し、同保健所との情報共有不足で発表が遅れたとした。
県疾病対策課によると、昨年5月24日に同市内の医療機関から通報があり、松戸保健所が職員と入所者計147人の検便を実施。入所者10人の感染が判明した。感染経路は特定されなかった。