専業主婦(夫)5割が「インスタント・レトルト食品」の使用に罪悪感あり なぜ?

ナイルは3月23日、「食事に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は3月7日~14日、同社運営メディア「かんたん宅食ガイド ラクタさん」にて、20~50代の専業主婦(夫)864名(うち主夫16名、各年代200~222名)を対象にWebで行われた。

「あなたが家族に食事を用意する際、次のサービス・商品を利用した食事に罪悪感を覚えますか?」と尋ねたところ、「感じる」が最も多かったのは「コンビニの総菜・弁当」で18.63%。「感じる」「まあまあ感じる」の合計では、「インスタント・レトルト食品」(48.50%)が「コンビニの総菜・弁当」(48.26%)をわずかに上回った。

一方で、「まったく感じない」が最も多かったのは「外食」で29.17%。「まったく感じない」「あまり感じない」の合計では、「外食」(56.25%)と「冷凍食品(材料・素材)」(55.9%)がほぼ同数に。

罪悪感の理由については、「食費がかかる」(54.37%)、「手間をかけていない」(46.17%)、「栄養バランスが気になる」(42.60%)などが上位にあがり、食費や栄養バランスを考え、ある程度手間をかけて調理をしなければいけないと感じている人が多いことがうかがえた。

次に、「冷凍食品、インスタント食品、レトルト、宅配弁当などに頼るのは手抜きだと思いますか?」と尋ねたところ、「まあまあ思う」が最多の33.22%。「とても思う」(11.34%)とあわせると、44.56%が手抜きだと感じることが明らかに。理由を聞くと、「子どもと一緒に調理する『食育』がない」「自分が何もしていないと家族に思われているかもしれないから」「やはり手作りのほうが美味しいし安全」「自分で生の食材を触っていない時点で手抜き。そこから切って味付けして焼くなどの工程を踏んでこそ、愛情たっぷりのご飯になる」といった声が。

しかし、一方で「まったく思わない」「あまりも思わない」「どちらとも言えない」を合わせた“手抜きと思っていない人”の割合は55.43%と、過半数を占めた。年代が上がるほど手抜きと思う人が増え、50代になると減少傾向に。理由としては、「しんどいときもある」「うまく活用することは悪いことではない」「たまにぐらい全然問題ない」「クオリティの高いものも沢山ある」「手抜きではなく手間抜き」「疲れちゃってイライラするくらいなら、頼る方が100倍いい」といった意見が寄せられた。