銀座の高級割烹料理長が後輩女性の寝込み襲い逮捕 経歴“ピカピカ”若き天才のワイセツ愚行

華々しい経歴を持ち将来を嘱望された若き天才料理人が、高校時代の後輩だった20代女性が住むマンションに忍び込み、わいせつな行為に及んでいた。
住居侵入と強制わいせつの疑いで26日、警視庁本所署に逮捕されたのは、東京・銀座の高級割烹「いづく」の料理長、崎楓真容疑者(25)。
今年1月15日午前6時ごろ、崎容疑者は別の飲食店に勤める20代女性が暮らす墨田区のマンションに侵入し、就寝中だった女性の胸を服の上から触り、キスをした。
「人の気配がして、驚いて飛び起きた女性が必死に抵抗したため、崎容疑者はいったん触るのをやめたそうですが、かなり酔っぱらっていて、そのまま女性の部屋で寝落ちしてしまった。女性もさすがに先輩のことをむげにできなかったようです。そのままにしていたら、数時間後に目を覚ました崎容疑者がまた女性の体を触ろうとしたため、部屋から叩き出したそうです」(捜査事情通)
女性は翌16日、本所署に相談し、事件が発覚。マンションはオートロックだったが、崎容疑者は他の住人と一緒に建物内に入り、女性宅の玄関は無施錠だったとみられる。調べに対し、「酒に酔っていて覚えていない」と供述しているという。
■京都吉兆で修行、最年少19歳でJAL機内食を監修
弱冠25歳で銀座の高級割烹のオーナーシェフにまで上り詰めた崎容疑者の経歴はピカピカだ。
三重県出身で実家は居酒屋。調理師免許が取得できる県立相可高食物調理科に進学すると、調理クラブの部長を務め、全国の料理コンクールで数々の賞を受賞した。同クラブはテレビドラマ「高校生レストラン」のモデルとされる「まごの店」の運営で知られ、被害女性は相可高の後輩だった。

卒業後は京都の3つ星料亭「吉兆嵐山本店」で修業を重ね、在籍中の2017年、35歳以下の料理人のコンクール「RED U-35」で史上初の10代でファイナリストに。同年には、史上最年少でJALの機内食の監修事業を手がけた。
その後、フリーランスとなり、顧客の自宅や出張先で料理を作るケータリングシェフや、元ZOZOの前澤友作社長の専属シェフを務め、21年11月、銀座に1人3万円の高級割烹店を自らオープンさせた。
崎容疑者が本格的に料理を学んだのは、相可高食物調理科に入学してからだという。崎容疑者にとって母校は料理人の「原点」であり、母校にとっても一流料理人となった崎容疑者は「誇り」だったろう。
8年前、「まごの店」が国の「手づくり郷土賞」を受賞した際、当時、調理クラブ部長だった崎少年は「これまでの先輩に恥じない活動をしたい」と語っていた。自身がわいせつ事件の当事者となり、後輩に被害を及ぼした今、料理人を目指す母校の生徒たちは先輩の「恥ずべき活動」にショックを受けているはずだ。