「料理中に、ガラス製の鍋のフタが突然割れた」
ネット上では、料理中の失敗として、時折こんな声が聞かれます。
煮たり、蒸したりなどに使われる鍋のフタですが、調理中に割れてしまうと、せっかくの料理が台なしになるだけでなく、ケガをする恐れもあるでしょう。
フライパンや鍋などの調理用品を取り扱う『和平フレイズ株式会社』のTwitterアカウント(@waheifreiz)は、ガラス製のフタの使用方法について、ある注意喚起をしました。
『お玉を入れたままフタをする』と反対側に炎が上がり、はみ出たガラス部分に直火があたって突然割れてしまいます。
ガラス蓋が割れてしまったツイートを見かけましたので、注意喚起させていただきます。調理中で一番危険な使用方法をご紹介します。「お玉を入れたまま蓋をする」と反対側に炎が上がり、はみ出たガラス部分に直火があたって突然割れてしまいます。火力の問題ではありません。続きます↓ pic.twitter.com/WKVqtffcSX
お玉を鍋に入れたままフタをかぶせると、フタの位置がずれ、鍋からはみ出た状態になります。
そのまま加熱すると、はみ出たフタの一部が直火にあたる場合があるようです。すると、熱によりフタの枠部分のリングが下の写真のように変形し、突然割れる原因になるといいます。
割れた蓋のリングに熱変色痕がありますとこちらが原因となります。ある日突然ガラス蓋が割れて、せっかくのお料理が台無しになりませんように。このツイートが届きますと幸いです。https://t.co/Ik31Avewwv pic.twitter.com/G6YW3f2zUl
また、ほかにも、使用直後に水をかけるなどの急な温度変化、落としたりぶつけたりした外的衝撃、細かい傷、熱いIHの上にフタを直置きすることなども、フタが割れる原因となるケースとして紹介しています。
ガラス蓋が割れてしまう原因です。1蓋に直火があたっていた。2使用直後に水をかけるなど急激な温度変化があった。3落としたりぶつけたなど外的衝撃を受けた。4細かなキズがあった。5熱いIHの上に置いた。
和平フレイズの製品においては、ガラスのフタに注意事項が書かれたシールが貼られているとのこと。
フタのシールを剥がしてしまう人も多いようですが、使用方法を常に確認するためにも、そのまま貼っておくことが推奨されていました。
ガラス蓋に貼ってあるシールには注意事項が書かれていますので、どうか剥がさずお使いくださいませ。 pic.twitter.com/D6EzpG7fTD
料理を温めなおす際など、鍋の中にお玉を入れたまま、加熱をしてしまう人は少なくないかもしれません。
一連の注意喚起に「やってしまっていた!」などの声が相次いでいます。
・餃子焼いてフタが粉々になっていた人を知っている。これは気を付けたい。
・うわーまずい!たまにやっちゃってました。ダメだったんですね。
・こういう注意喚起は本当に勉強になるので、ありがたいです。
・温め直す時、いつもお玉を入れたままでした…。すぐやめます!
何気なくやっていた使い方が、一歩間違えると事故につながるケースもあります。
安全のために、調理器具の使用方法を一度確認する機会を設けることも大切ですね。
[文・構成/grape編集部]