ナイルが運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」は、「写真加工アプリに関する利用調査」の結果を発表した。同調査は2月24日~3月3日、10~60代の男女2,051人を対象に、インターネットで実施した。
写真を加工・編集する頻度について聞くと、10~20代では約3割、50~60代では約1割だった。50~60代では「加工・編集はしたことがない」と回答した割合も約5割と多かった。
写真を編集・加工する目的について尋ねたところ、10~40代では「SNSに投稿するため」が最も多かった。特に10代は38.7%と最多で、これは60代(7.1%)の5倍以上に相当する。一方50~60代では「自分で鑑賞するため」の回答が最も多かった。SNS投稿を目的とする人の割合は、年代が上がるにつれ減少している。
加工する被写体は何か尋ねると、10~30代では4割近くが「自撮り」または「人物(自分を含む)」と回答した。これは、50~60代における回答のおよそ1.5倍に相当する。一方、「風景や動物・植物」は、40~60代が10~30代よりも多くの割合を占めた。「食べ物」については、世代間で大きな差は見られなかった。
インストールしている写真加工アプリの数を聞くと、20代は平均3.18個という結果に。60代は平均1.62個と最少で、全体の85%が「2個以下」と回答している。平均個数は20代、30代、40代の順に多く、10代、50代、60代と続く。20代と同様に写真加工の頻度が高い10代のアプリ数は、平均1.86個と少なかった。
メインで利用している写真加工アプリは、全世代で「SNOW(スノー)」が最も多かった。60代では「スマホ標準アプリ」が2位となっている。
無加工の写真を人に見られることへの抵抗感について尋ねると、10~20代女性の7割以上が「とてもある」「まあまあある」と回答した。特に10代女性は「とてもある」(33.9%)の回答が際立って高い。