石破内閣が発足し、初入閣した三原じゅん子こども政策担当大臣(60)。たった2人しかいない女性閣僚として期待が寄せられるなか、本誌取材で過去の税金滞納や親族間の金銭トラブルが判明した。国会議員としてあるまじき行為に、波紋が広がっている。
「じゅん子さんもついに大臣ですか……。でも彼女は果たして国会議員や大臣にふさわしい女性なのでしょうか? 私は疑問を感じています」
本誌10月8日発売号でこう語ったのは、三原氏の親族。親族との間にしこりを残した金銭トラブルは、女優時代にさかのぼる。
’89年に千葉県内で約600平米の土地を購入した三原氏。二階建て一軒家を新築し、建物の持ち分は彼女と実母で半分ずつ。当時はバブル真っただ中で、三原氏は女優としてだけでなくカーレーサーとしても活動していた。
プライベートではカーレーサー男性との結婚・離婚を経て、’99年にお笑い芸人のコアラ(55、後に「ハッピーハッピー。」と改名)と再婚。しかしこの頃から収入が減り、経済的に困窮するようになったという。
「当時、コアラさんとの生活拠点は東京で、三原さんは東京と千葉を行き来していました。ただ彼女も30代半ばになり、20代のころのように仕事に恵まれなくなっていたといいます。次第にローンや税金も支払えなくなり、’02年に千葉県の一軒家の土地と建物が金融会社や世田谷区に差し押さえられてしまいました」(三原氏の知人)
一軒家が競売にかけられることになり、三原氏が泣きついた先は義姉の母親だったという。前出の親族は、三原氏が世田谷区の区民税を滞納していたことを明かしつつ、こう証言していた。
「義姉・A子さんの母であるB子さんに、『高齢の両親の住む家がなくなってしまうので、競売に参加して買い取っていただけませんか。月々の家賃はお支払いします』、そんなお願いをしたそうです。これはかなり強引なお願いでした。
というのは、じゅん子さんは、この件以前にもB子さんからかなりの額の金銭を借りていたからです。この借金も月々の返済を約束していたのですが、いろいろ理由をつけて、じゅん子さんは返済をしぶっていました。それにもかかわらず、よく自宅の買い取りまでお願いできたものだと……」
結局、三原の懇願は受け入れられたが、B子さんへの支払いは滞るように……。
「案の定、じゅん子さんからの家賃の支払いも滞るようになりました。やんわり催促しても、『私、今度、選挙に出ることになったから、お金がないのよ』という調子だったそうです。 B子さんは借金も家賃も踏み倒されてしまったわけです。千葉の一軒家は、じゅん子さんのお父さんが’14年に逝去し、お母さんもその家から出たので、使い道がなくなり、2年前にB子さんが処分しています」(前出・親族)
この件について、本誌は三原氏の兄嫁・A子さんを取材。「三原氏に対して賠償を求めるお考えはないのでしょうか?」と尋ねると、「かなりの損害ですからね。でも世間に恥をさらすようなものですから、母(※B子さん)にはそうした考えはないでしょう」と回答していた。
いっぽう、三原氏の事務所に区民税の滞納や親族との金銭トラブルについて問い合わせると、《当時の記憶がありませんので回答を控えさせていただきます》《親族のプライバシーに関する事なので回答を差し控えさせていただきます》の一点張りだった。
国会議員による税金の滞納といえば、昨年11月に神田憲次元財務副大臣(61)の個人会社が地方税の滞納を繰り返していたことが、『週刊文春』で報じられたことも記憶に新しい。神田氏は直後の国会審議で、自らが代表取締役を務める会社の土地や建物が税金の滞納によって計4回の差し押さえを受けたことを告白。当初は「引き続き職務の遂行に全力を傾注する所存だ」と表明していたが、最終的に辞任を余儀なくされていた。
三原氏といえば、’19年6月には安倍晋三元首相(享年67)への問責決議案を出した野党に対して、「愚か者の所業」「恥を知りなさい」と啖呵を切ったことでも知られている。だが、国会議員になる以前の出来事とはいえ、税金滞納や金銭トラブルについて説明がない状況にXやネットでは冷ややかな視線が注がれている。
《記憶がなくなるような国会議員ってどうなのかな?》《政治家は不都合があるとすぐ「記憶にありません」で逃げるのが常套手段になってるね》《親族への借金を返済した? 説明責任を果たして下さい。「恥を知れ、恥を、、、」ブーメランでお返しします》《そのような借金問題や、滞納を記憶に無いなどあろうはずがない。 本当に都合のよい記憶力。 愚か者の所業。恥を知りなさい》