国際リード 投資詐欺実質的経営者 横田真人(まさと)容疑者(38)ら8人逮捕

「金融商品の差金決済取引(CFD)を取り扱っていた投資会社「国際リード投資」(大阪市西区、平成21年倒産)を中心とする一連の企業グループが、実体のない取引名目で高齢者から多額の預託金をだまし取ったとして、大阪府警捜査2課は12日、詐欺の疑いで、企業グループの実質経営者、横田真人(まさと)容疑者(38)=大阪市中央区農人橋=ら男女8人を逮捕した。
 横田容疑者らは複数の会社を設立しては倒産させながら、数百人から数十億円を集めていたとされ、府警は大規模な投資詐欺事件とみて全容解明を進める。
 逮捕容疑は共謀し、平成21年3月~7月、リード社の事業を継承した「クレディシティ」(大阪市西区)と「ユニバーサルトレード」(同)の営業活動として、大阪市や京都市などに住む70~80代の女性4人に、「安定した投資信託です。毎月の配当金も出ます」「元本を減らすような運用はしません」などとCFDを勧誘。計約1200万円を預かり、実際は投資に回さずにだまし取った、としている。
 元契約者によると、資金を預けた数カ月後に会社側から「あなたが注文した銘柄が値下がりし、預かった資金は全部なくなり、不足金が発生した」などと一方的に通知されたという。
 府警は21年8月以降、ク社やユ社など関係先数十カ所を家宅捜索。捜査の結果、一連の事業にはほとんど実体がなく、当初からだまし取る目的で資金を集めた疑いが強まったという。」

 投資に詳しくない高齢の方ばかりを狙っているものであり、かなり計画的な詐欺であると想定されるところである。こうした投資まがい詐欺が撲滅されるよう、全面的に事案の解明を進めてもらいたいところである。