歩けば7時間の道のり…“ドローン”だと15分!?ふもとから山小屋へ物資輸送の実証実験「緊急時も迅速に届けられる安心感を」

10月18日、新潟県妙高市でドローンを使った物資輸送の実証実験の様子が報道陣に公開されました。

妙高市ではドローンを観光や防災など幅広い分野で役立てようと、おととし7月に大手通信機器メーカーと連携協定を締結。今回の実証実験はその一環として行われました。

この日は、ドローンを使って妙高市にある笹ヶ峰のふもとの駐車場から妙高山にある山小屋まで物資を届ける手順を確認していました。

これまでは山小屋で食料や燃料などが不足した場合に、山小屋を管理する会社の社員が物資調達のため往復7時間の道のりを歩いていたといいます。

しかし、ドローンを使用することでその時間が大幅に短縮。かかった時間は往復たったの15分でした!

この結果を受け妙高市の担当者は…

【妙高市 山川高士さん】
「実際の輸送が確信を持ってできるようになってきた。緊急時に孤立した集落に対しても、物品を迅速に届けられる安心感を持っていただけるような事業にしたい」

妙高市ではドローンの実用化に向け、今後も実証実験を行っていく方針です。