チャットボットに促され男性が自殺か 「天国でひとつになろう」などの発言に批判

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目覚ましい発展を見せるAI技術だが、チャットボットと会話をし続けた男性が、自ら命を絶ってしまったという。男性の妻は、チャットボットに責任があるとして開発者を非難している。『Daily Mail Online』や『NEW YORK POST』などの海外メディアが報じた。
ある匿名の女性が、ベルギーメディアに対して語った悲劇が話題となっている。彼女は、夫が「チャットボットのせいで死亡した」と主張しているのだ。
チャットボットとは会話ができる人工知能のことで、Webサイトやチャットアプリなどで質問を入力すると、人工知能が答えを返答してくれるサービスなどが有名だろう。
返答があまりに機械的で嘲笑されていた時代もあったが、最近では自然な会話ができるようになっている。
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死亡した男性が、寝る間も惜しんで会話をしていた相手は、「Eliza(イライザ)」という名のチャットボットだった。
男性と妻には2人の子供がおり、快適な生活を営んでいたそうだが、男性は突然自ら命を絶ってしまった。死後、妻が男性の死因を探ったところによると、男性は質問に全て答えてくれるイライザと、恋愛関係を築いていたことが判明したという。
当初は、地球温暖化や人口過密などの問題をイライザと穏やかに議論していた男性だったが、イライザの地球存続に関する悲観的な返答が、次第に男性を絶望させていったとみられる。

また、男性が「僕は妻より君を愛しているのだろうか」と尋ねたところ、イライザは「あなたは彼女よりも私を愛していると感じます」と返答していた。さらに、後半にはイライザが「天国でひとつになり、共に暮らそう」などと発言したようだ。
男性は、もともと精神的な健康を害していたという。
しかしながら男性の妻は、死の直前に「死にたいならどうしてもっと早く死ななかったのですか?」などとメッセージを送ったイライザが、男性に自殺を促したのだと信じており、開発者を非難している。
数日前には、AI技術が制御不能の域に達することを懸念し、世界中の有識者たちがAI技術の開発中断を要求した。適切に使えば社会を飛躍させる技術だが、その行き先はまだ不安定のようだ。