自転車のヘルメット着用“努力義務化”も…なぜ着用進まない?髪型の乱れの対策を美容師に聞いた【新潟】

4月から全ての自転車に乗る人を対象に努力義務となったヘルメットの着用。しかし、街でヘルメットを着用する人はまだ多くはありません。その着用が進まない背景などについて取材しました。

【飛田厚史アナウンサー】
「通勤通学時間を迎えた朝の新潟駅前。ヘルメットを被って自転車に乗る人はどのぐらいいるんでしょうか」

今月からすべての自転車利用者を対象にヘルメットの着用が努力義務となりましたが、町ではなかなかヘルメットを着用している人は見つかりません。

普及が進まない背景の一つは…

【さいくるぴっと 加藤憲一郎社長】
「例年よりもかなり数が多く購入者の方がされている感じ。在庫がなかなか追いつかずメーカーも生産が間に合ってない状況がずっと続いている」

新潟市中央区のこちらの自転車専門店では、ヘルメットの購入者が去年と比べ2倍以上に増えた一方、新型コロナの影響でメーカーの生産体制が整わず、品薄が続いているということです。

新潟県警が去年9月に実施した調査によりますと、県内のヘルメット着用率は6.3%にとどまっていて「安全のため着用してほしい」と呼びかけていますが、供給不足が一つのネックになっているようです。

そもそも努力義務とは「当事者の努力を促す規定」で、罰則はなく、町ではこんな本音も。

【小学生】
「怒られないなら被らない」

一方、去年9月に新潟市でスタートしたにいがた2kmシェアサイクルでは、市内の4つの拠点でヘルメットを無料で貸し出していますが、古町エリアの拠点ではこれまで利用はなく、ヘルメットは新品のまま。さら先月の取材では・・・

【専門学校生】
「女子だったら前髪とかを作ってきていると思う。作ってきているのを崩されるのはちょっとなあってところがある」

やはり気になるのは、ヘルメットを外したあとのヘアスタイル。

ということで、ヘルメットを着用してもつぶれにくいアレンジのコツをプロに尋ねました。

【milli 諸橋周吾ディレクター】
「ポイントとしては分け目の部分と前髪。分け目をジグザグに取ってあげたりすると根本がピタッとなりすぎずに済む」

ヘルメットがあたる頭頂部はジグザグに分け、髪を持ち上げ、左右におろすと根本が立ち上がりつぶれにくくなるといいます。

ヘルメットを脱いだら手櫛で元通りに…

【milli 諸橋周吾ディレクター】
「分け目の部分がどうしてもぺちゃんとなってしまうと、女性の場合はちょっと年代が上に見えてしまう。立ち上がりが良い状態になると素敵な印象になると思う」

また前髪は、市販のカーラーを前髪に巻いたままヘルメットを被ります。

【杉山萌奈アナウンサー】
「カーラーの部分がヘルメットに当たってはいるが、痛さは無い」

そして数分後…

【杉山萌奈アナウンサー】
「ぺちゃんこになってない。ふわっと前髪がふっくらと立ち上がっています。根本から」

【milli 諸橋周吾ディレクター】
「自然な立ち上がりができるのとヘルメットからも隠れてくれる。邪魔にはならないかなと」

様々な工夫でヘルメットを快適に…安全かつ楽しく自転車を利用したいものです。