「インクルーシブ=全てを包み込む」がテーマの保育園がオープン クラスごとの仕切りがなく保育士の目が行き届きやすい設計

4月1日、愛知県東浦町に新しいコンセプトの保育園がオープンしました。「全てを包み込む」という意味の「インクルーシブ」をうたう保育園、その中身とは。
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4月1日に開園した「あしたがすき保育園」。子どもたちの「あした」が「きょう」よりも素敵な日になりますように、との思いが込められた名前です。現在、0歳から5歳まで30人が通う、この保育園。一番の特徴は…。
(あしたがすき保育園 安井素子 園長)「外国籍であろうと、障害があろうと。一人一人の子が差別されることなく大事にされているということが、私たちの考える『インクルーシブ』かなと思っている」
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どんな子も分け隔て無く、のびのびと過ごせることをめざした「全てを包み込む」という意味の「インクルーシブ保育園」です。真新しい施設には、こんな工夫が。
(あしたがすき保育園 安井素子 園長)「(真ん中に)ロッカーがあるので、ここで遊んでいる子たちは外が見えず集中して遊べる」
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広々とした保育室にはクラスごとの仕切りがなく、子どもたちが好きな場所で遊べ、保育士も目が行き届きやすい設計に。また、園庭の畑や花壇にも、子どもたちが自由に入れるよう柵を設けていません。
(保護者)「壁が無くて広々としているのがいい。のびのびと成長してくれたらと思う」「外国の子で言葉が通じなくても、子ども同士なら遊べるのかなと思うし。障害があっても、みんな一緒と思えるのでは」
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現在、外国籍の園児はいませんが、様々な背景に関係なく誰もが安心できる子育ての場が広がっていくことが期待されます。