厚労省マークなど無断で広告に使用した疑い 男2人逮捕木村高大容疑者

 テレビ番組の画像や厚生労働省のシンボルマークを自社製品の広告に勝手に使ったなどとして、警視庁はサプリメント通販会社「T.I.K」(埼玉県川口市)従業員の木村高大(28)=さいたま市浦和区上木崎2丁目=と石田憂樹(30)=埼玉県川口市安行領在家=の両容疑者を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕し、21日発表した。いずれも容疑を否認している。

 サイバー犯罪対策課によると、逮捕容疑は2017年5月~18年2月、無断で日本テレビの情報番組の一場面を切り取った画像に「オススメの超最新型ダイエット」などと字幕を入れたり、厚労省のシンボルマークを使って「厚労省の指定補助食品に選ばれている」などとうたったりしたウェブサイトをつくり、自社のダイエット用サプリメントの広告として公開したというもの。

 17年6月、日テレから「人気番組の画像が勝手に使われている。商品が紹介されたような改変もされている」と相談があり、発覚した。木村容疑者らの会社は16年5月~18年10月で約4億円を売り上げていたという。