市川の強盗・連れ去り事件 現金4万8千円被害判明 カードも奪い、使ったか

首都圏で相次ぐ強盗のうち、千葉県市川市の住宅で住人の女性が一時連れ去られ、強盗致傷容疑などで男3人が逮捕された事件で、千葉県警は5日、少なくとも4万8千円の現金被害が判明したと明らかにした。クレジットカードやキャッシュカードも奪われていたことが分かり、県警は使用されたとみて捜査している。
千葉県警捜査1課によると、現金は女性の財布などから奪われた。この住宅にあった軽乗用車1台やスマートフォンの被害は既に判明していて、被害の全体像の確認を進めていた。被害品はマイナンバーカードや財布、車の鍵なども含め計15点に及ぶという。一部はまだ見つかっていない。
捜査関係者によると、カードの暗証番号などを聞き出すために女性を連れ去った可能性がある。
10月17日未明に起きたこの事件では、実行役とみられる男3人が強盗致傷や監禁の容疑などで逮捕され、容疑者の一部は、SNSに「何でもいいから仕事ください」と投稿すると反応があり、秘匿性の高い通信アプリに誘導されて犯行などの指示を受けたと供述。県警は指示役らの特定に向けた捜査も進めている。