「緊張する」「慣れたらしゃべろうと思う」新学期からは給食の時間に「黙食」必要なしですが小学生たちは…

4月から学校生活ではマスクの着用が原則不要です。愛知県豊田市では7日から一部の小学校で新学期最初の給食が始まりました。児童の皆さんはおっかなびっくりのランチタイムだったようです。
豊田市立伊保(いぼ)小学校。2年生から6年生は7日から新学期の授業がスタートです。学校生活では原則、マスクは不要です。しかし、多くの児童がマスクを着けていました。
4年生のこのクラスでは担任からこんな一言が…(伊保小学校小松進教諭)「先生たちは去年までのように『しゃべらないでください』とは言いません」
文部科学省は、新学期からは給食の時間に「黙食」の必要なしの指針を出しています。これを受けて担任からは後ろを向いたり、大きな声でしゃべらなければ「黙食」しなくてもよいと伝えられました。
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給食時、時折小声で話す児童もいましたが、ほとんどの児童が「黙食」。7日の給食はどうでしたか?(4年生)「3年間ずっとマスク生活で黙食を考えていたから、しゃべることがあまりなくて(きょうは)しゃべれなかった」「結構小さな声でしゃべった。ずっと黙っていないといけない空間は嫌だった。(きょうは)楽しかった」「緊張した。しゃべらないのに慣れているから」
先生は、これまでの長い黙食生活の影響はやはり大きいと話します。(伊保小学校小松進教諭)「もう少しおしゃべりするかなと思っていたが、去年までの意識が残っていたり、緊張感もあったりしていたのかなと。おしゃべりをしながら にこにこして給食を食べられる日が早く来ればいいなと思う」
CBC
コロナ禍以前の光景が戻ってくるのはまだ先のようです。児童たちの本音は?(4年生)「慣れたらしゃべろうと思う」「しゃべれるようになると嬉しい」「みんなで楽しく給食食べたい」
CBC
大きな声を出してはダメと言われ続けた児童たちには、「黙食」に対して違和感はありません。感染状況を見ながらゆっくり、ゆっくり新たな段階に入ります。