「顔見るたびメール思い出す」黒岩知事当選も恥さらし状態…“不倫知事”烙印で待ついばらの道

4月9日に投開票された神奈川知事選挙で、現職の黒岩祐治知事(68)が4回目の当選を果たした。しかし先日の“11年不倫”報道を受けて、ネット上ではいまだに波紋が広がり続けている。
無所属の岸牧子氏や加藤健一郎氏、政治家女子党の大津綾香氏など、新人3人と並んでの出馬となった今回の県知事選。黒岩知事は、どの立候補者とも130万票以上の圧倒的な得票差をつけて当選したものの、直前には衝撃的な醜聞で有権者たちを動揺させていた。
「5日夕方に配信された『文春オンライン』の記事で、黒岩知事が年下女性と不倫関係にあったことが報じられたんです。フジテレビのキャスター時代から、2011年に初めて神奈川県知事選へ立候補するまで約11年間、関係が続いていたといいます。報道の前後にはブログや会見などで、すでに相手女性とは関係を清算したことを説明し、素直に謝罪を述べていました。
しかし、黒岩知事が相手女性に送っていた、メールの内容はあまりに衝撃的。《A子の料理ってどんなかな?アワビにバナナをさしたやつとか、桃にキュウリをさしたやつとか・・・》《生放送前のナマだよ~!!ニュルニュル~~~》などの過激な内容に、“気持ち悪い”とショックを受ける人も多かったようです」(週刊誌記者)
果たして、スキャンダルは票数に影響を与えていたのか。4月9日夜9時ごろには当選確実の報せを受けていた黒岩知事は、次のようにツイートしている。
《当選確実の報を受けました。4期目、マイナスからのスタートですが、今回の件で失われた皆様の信頼を、仕事で取り戻していくべく、全力で県政運営にあたります。どうぞよろしくお願いいたします。黒岩祐治》

しかし、ネット上の声は冷ややかだ。黒岩知事による当選確実ツイートには、《にゅる岩さん頑張ってください!応援してます!》《にゅるしくお願いしまにゅ》などの卑猥メールを彷彿とさせるコメントまで寄せられる始末。そのほかにも不倫騒動に触れる声が相次いだ。
《あーあ、この顔を見るたびにあのメールを思い出してしまいそうだ》《不倫エロメール知事》《皆んな嫌だけど,他なまともな候補がいないから,エロ岩に入れただけ》《禊が済んだとは思うな!!》《黒岩さんが勝ったんか。あの変態エロ親父を当選させたんや、神奈川県民は。でも、それしかおらへんかったんやな。》《エロ知事の誕生。あのメールがちらついて気持ちが悪い。》
当選にあたって黒岩知事は、「神奈川のプライドを傷つけてしまった。心からお詫びを申し上げたいと思います。そんななかで、こうしたものを取り返すべくですね、しっかりと県政にあたっていきたい。そう思っているところであります。そういった状況のなかで、ご評価いただいたことについては、本当に身の引き締まる思いであります」とコメント。《マイナスからのスタート》《神奈川のプライドを傷つけた》と、自らの醜聞に繰り返し触れざるを得なかった様子だ。
現在はまさに、黒岩知事が公の前に立つたびに聴衆の脳裏を不倫メールがよぎる“恥さらし状態”。世間に定着してしまった“エロ知事”のイメージ払しょくには、相当な時間がかかると思われる。不倫報道後の当選の代償は辛いものになりそうだ。